3年目のヨコハマ保活

3年続いた保活が2021年に終了しました。2年目からは激戦区港北に突入し、とりあえず終了しました。

2019年横浜市港北区1歳児横浜保育室保活 予約金は必ず返ってきます!2021年4月から定員が変わる?

 私は横浜保育室については子どもを入所させたことがないですし、保活についてもあまり詳しくないので手前味噌ですが、横浜保育室の4月入所については、概ね2段階の方式が採用されています。早く入所が決まるが、他の認可、認可外の保育への入所を希望しないことを基本とした専願、認可の一次利用調整後に空き枠が出た分を募集する併願です(併願だからといって早期に保活しなくて良いというものでもなく、夏期に見学した履歴がなければ申し込めなかったりします)。

 

 専願で入所枠を確保できた場合、保育料1-2ヶ月分相当の金銭の先払いを求められる場合があり、これをここでは予約金と言います。

 

 2019年の夏、私が保活をした日吉綱島近辺の2つ以上の横浜保育室から予約金について説明を受けました。予約金はとらない園もありました。

 いずれも入所した場合は保育料に充当されるとの説明でした。辞退した場合については言葉を濁され、暗に没収であることを匂わせていましたので、聞いた当初は、ルール違反であるのを知らなかったので、そういうものなんだと理解しました。

 

 しかし、最近知ったのですが、横浜市は保育料に充当する予約金徴収は認めているものの、内定辞退者の予約金を返還せず運営費にすることは明確に禁止していたのです。

令和2年3月横浜保育室施設長会本編4 保育料その他保護者負担について

下記PDF10ページ目

https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kosodate-kyoiku/hoiku-yoji/shisetsu/hoikuseido/y_hoikushitsu_jigyou.files/0040_20200311.pdf

 

(1)保育料について
基本保育時間内にかかる保育料(月極保育料)は、給食代(乳児用ミルク代・哺乳瓶も含みます)、おやつ代等を含むものとし、58,100円を上限額としています。(平成31年度において変更はありません。) これ以外に保護者から費用を徴収することは、原則として認められません。なお、保護者から退園の申し出があった場合に、既に退園月の翌月以降分の保育料を受領している場合はすみやかに返金してください。
 また、保護者が施設の利用開始前に利用を辞退した場合も同様の扱いとします。

 

中略

 

(2)例外的に徴収が認められるものの例

6 入園金、入園予約金、年度更新料は不可。ただし、入園予約金について入園時に保育料に充当する場合は可。なお、施設の利用開始前に保護者が利用を辞退した場合は、すみやかに返金すること。

 

 そもそも私は人間性が透けて見えるのか選考に受からないので予約金を払わせてもらったことがありません。したがって、予約金を実際に没収されたことはありません。

 もしかしたら、安易な申込みを防ぎたいだけで、予約金を実際に没収している横浜保育室などないかもしれません(そうだといい)。

 しかし、このピンポイントかつ強調された書き方はこういった予約金没収がある程度行われてしまったからでもあるのでしょう。

 

 因みにルールにのっとり、辞退した場合は振込手数料を除いて返金すると明言していた園もありました。聞いた当初は活用すればいいのに、使い途を決めるのが面倒くさいのだろうかなどとマイナスイメージすら抱きましたが、とんでもないマトモな園でした。

 

 他の認可外であれば、事前説明さえしていれば、予約金を没収しようが何だろうが良いでしょう。そこは園と保護者の自由です。しかし明確に禁止されているにも関わらず保護者の無知と焦りに漬け込むような形で金銭を徴収する園が身近に存在しているかと思うと非常に恐ろしくなりますね。

 

 知った当初はムカムカしていたのですが、そちらには入所していなくて良かったと考えることにしました。

 

 もし、これを読んでくださった方で今年も予約金の没収を匂わされた方がいらっしゃったら、その場はニコニコしてとりあえず選考は乗り切りましょう。先着タイプの園ならともかく、選考タイプの園でつっこみを入れれば落とされること必至です。そして、内定辞退の際には是非返金してもらいましょう。それがその横浜保育室のためです。

 

 そしてこれを読んで予約金を取ること自体に不安を覚えた方もいらっしゃると思いますが、私はそれは違うと考えるので注釈します。

 横浜保育室は多大な血税を注入されてやっと運営できているわけですが(交付申請の用紙を見る限り、加算は除いても子1人あたり最低月86,300円と保育料より助成金の方が高いのです)、その収入の大半を占める役所の助成金というのは4月からの3か月分は4月末に振り込まれるもののようです。

 積立金や親会社・他事業のヘルプが無ければ、保育園など大半の支払いが人件費でしょうから、支払の繰延は困難で、4月の現金残高は悲惨な状況になると思われます。これを穴埋めするために保育料の前払いを求めているのではないでしょうか。

 そのように考えれば、助成金は1人あたりの保育料の1.4倍以上ですから、4月の運営のために園の懐事情に合わせて予約金を1-2か月分徴収するのはそれほど不審なことではありません。

 入園しない保護者には言われなければ返金しないかもしれないということが問題なのだと思います。

 

横浜保育室の受けている助成金関連資料

横浜保育室事業者の皆様へ 横浜市

 

2021年4月から定員減?

 さて、タイトル2つ目ですが、上で触れた施設長会の資料にありましたが、横浜保育室の定員外受入制度をなくすようです。

 港北区の児童数はまだ減少に転じてはいませんが、下記の記事にもあるように、全体としての利用者は少なくなっているようです。

https://www.google.co.jp/amp/s/www.townnews.co.jp/0114/amp/2020/10/01/544531.html

 

(2)定員 (要綱第5条(3)、要領第3)
あらかじめ定められた定員を遵守するようにしてください。 また、定員までの児童数は常に受入できる体制を整えてください。 定員を超えて児童を受け入れるには、あらかじめ区役所との協議が必要です。 定員外の受入が承認された場合は、当該年度末まで定員を超えての受入ができます。 なお、令和3年4月から定員外制度を廃止します。定員外の人数の受入れを続ける場合は、 令和2年度中に定員変更の申請及び承認を受けてください。

 横浜保育室は年度途中に転園していく子もいるでしょうから、年度頭にそれを見込んで定員外の受入を行なってきた園は、定員を広げていない限り、今年は少し入園が厳しくなりそうです。私は今年は横浜保育室の保活はしていませんので、あくまで予測でしかありませんが。

 

 さて、港北区の12月入所待ち人数も11/2に更新されましたが、ベネッセの0歳児が210人待ちとジョークみたいな数値になっています。例年なんでしょうか。すでに二次利用調整の基準日に向けて加点を狙って認可外で復職したりしている人がいるのかもしれませんね。

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