3年目のヨコハマ保活

3年続いた保活が2021年に終了しました。2年目からは激戦区港北に突入し、とりあえず終了しました。

閑話休題13 港北区日吉綱島地区の人口は引き続き増加傾向。子ども達はどこへ行くのか。

さて、前回日吉綱島エリアの人口はまだまだ増えているのだろうという印象を抱いたので、確認のために横浜市の統計データを見ようと思いたったのでした。

 

ponpn.hatenablog.com

 

しかし、数年も町名単位のcsvデータを確認するのは面倒臭すぎます。どこかにそういった見える化するポータルサイトがあるんじゃなかろうかと探したのですが、町名別年齢別はマニアック過ぎてない…と思ったらあったのです。

 

横浜市の人口ピラミッド(市、区別、町丁別)

個人の方のサイトのようです。探していた時のイメージとは少し違いますが、指定した町名で人口ピラミッドを作って経年でパラパラアニメのように表示してくれます。残念ながらアニメーションではダウンロードできないのですが、とりあえずご覧ください。

 

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これが横浜市全体のピラミッドです。団塊の世代がよくわかります。人口ピラミッド界ではつぼ型というらしいですね。日本はつぼ型らしいので、日本の縮図、になるのでしょうね。

 

そしてこれが、2020年9月末現在の日吉、日吉本町箕輪町綱島東、綱島西を足したピラミッドです。

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クリスマスツリーですか。60歳以上は何ともありませんが、それ以下が異形を成しています。地面に向かって力強く広がった幹。そして20代後半から大きく広がる枝。

人口ピラミッド界では星型というそうです。私は人口ピラミッド界の人間ではないのであれですが、地方レベルでは周辺地域から労働者が流れ込んで就業人口が増加した場合にみられるそうです。かく言う私も労働者として流れ込みました。

 

この状態で動画ボタンを押すと平成10年くらいから辿って表示してくれます。右下に総人口が記されていますが、平成10年は8万人くらいだったのが、平成25年には9万人、現在9万8千人と順調に増えていました。まだ増えそうですね。

 

では更に細かく見て行きましょう。

日吉↓

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日吉本町

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箕輪町

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綱島西↓

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綱島東↓

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箕輪町綱島東は根元がひと味違いました。やはりというか、ここから更なる広がりが予想されますが、その禍々しさは想像したくないです。

これで共働き夫婦の増加により申請率も上がって保留児童が増える…と痺れますね。コロナ禍の影響で出生数が減少しているとは言いますが、大抵の星型人口ピラミッドに関する説明では人口流入が原因で発生するとされていますから、既存住民の出生数が多少減ったとしても外から補填されるわけです。

 

不動産経済研究所の首都圏・近畿圏マンション市場予測2021年によれば、神奈川県の2020年の供給予測値は約5,200、2021年の予測値は7,000戸です。

https://www.fudousankeizai.co.jp/share/mansion/446/md20201221.pdf

そんなものを見なくても500戸超のマンションが供給され、新駅が誕生することはわかっていますから、余程の不動産不況が起こらない限り流入は止まらないでしょう。

 

日吉本町で重点整備地域に指定されているのは一丁目だけなので、多少緩やかです。まあ綱島西はそもそも指定されてなくてもこんな感じですが。

 

何故15歳でくっきりくびれているのか、とか、色々ありますけど、とりあえずここは保活ブログでなので放っておきます。

 

さて、本当に恐ろしい話はこれからです。日吉綱島エリアをまとめた図を見ると、凄まじい勢いで子どもの数が増えているように見えます。

しかし動画にするとわかるのですが、このピラミッド、平成20年頃からずっと0歳は500人台で3歳は400人台なのです。

スクリーンショットではつぶれて見えませんが、各棒の先には各年齢ごとの人口を示す数字が入っています。

 

このように人口ピラミッドを経年で見ると、3歳までに一定数が流出していることがわかります。これが流出でなくて死亡であれば週刊誌もののホラーですから、流出と断定して良いでしょう。

もちろん徐々に3歳以上の人数も増えています。

しかし、これらの子達は何故、どこに消えるのでしょう。

 

港北区で保活を始めた頃からずっと、保育園に入園できないしない家庭はどうしているんだろう、と考えていました。まあ幼稚園かな、しかし、それにしては待ち人数少ないな、と。

一度幼稚園に行っても保育園に転園したい層はいると思うのです。子どもの気持ちを考えるとハードルは低くないですが、下の子が在園児になったなら、一緒のところに行こうよ、というのは子どもにとっても理由になるのではないかと。

しかし、単に3歳頃になると子どもは引っ越していき、少なくなっていたのです。

 

流出の原因は保留になったからとは限りません。未就学児を抱える家庭が引越しのタイミングを見計らっているのは一般的なことです。

 

以下は都内の方が書いたマンションブログの記事の例ですが、横浜市在住でも頷くところがあると思います。

www.sumu-log.com

www.sumu-log.com

 

ただ、未就学児家庭の暮らしやすさの観点からは流入より流出の方が多くなってしまう地域なのは間違いないでしょう。

 

消えた子ども達はどこへ行ったのか。それは誰にもわかりません。

 

選ばれし住宅街のピラミッドイメージ↓

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意外と面白いので、皆さんも自分のご町内の児童増加のピークがいつ頃か、見てみると良いと思います。

 

子どもと同じ歳くらいの男/女児をみかけないと思ってたけど、本当に少なかったのか、自分は思ったより近隣では若い/年輩など下世話な発見があると思います。

 

また中学受験を予定している子どもと類型に合う町を見つけるゲームをして一緒に楽しむなど、常識的な使い方にもうってつけかと思います。

横浜市の人口ピラミッド(市、区別、町丁別)