3年目のヨコハマ保活

3年続いた保活が2021年に終了しました。2年目からは激戦区港北に突入し、とりあえず終了しました。

定点観測2021年8月 横浜市港北区入所待ち人数

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ponpn.hatenablog.com

 

 

特筆すべき事象は起こっていないように見えます。

日吉、日吉本町箕輪町綱島東あたりは特定の園に集中することなく0歳児の入所待ち人数を増やしており、これらの地域では保活に危機感を持って途中入所もどんと来いで無理のない範囲で複数園申し込んでいる0-1歳児の親が相当いるのではないかと思います。

ただ、綱島辺りでは小規模の2歳児枠がまだ空いているので、2歳児の卒園ランクアップ狙いでの入所は可能なようです。

 

この辺りの感覚にギャップを感じていたのですが、下記のニュースで

市は感染症を心配した保護者の「申請控え」に加え、リモートワークの導入や復職時期をコロナの状況を見て対応する企業が増えるなど、保育ニーズの変化から「育休延長の傾向が強まった」と推測。特に重点整備エリアとされてきた港北区鶴見区で顕著に表れ、4月開所の小規模保育施設で「入所児童ゼロ」という事態も生じた。

との記載もあり、やはり何が何でも!という空気はなくなっているということと、小規模の不人気が重なってのことなのだろうと感じました。

追い詰められてる感のある人が少ないというのは良いことではあると思います。ただ「復職時期をコロナの状況を見て対応する企業が増える」というのは見方によってはパワハら…みんな貯蓄があるのだなあ、羨ましいなと感じました。

小規模入所ゼロは5月の空き枠を見る限り港北区の園ではないと思います。

 

わからなかったのはリモートワークの導入で保育ニーズが変化して育休延長傾向にあるという下りです。リモートワークの導入で保育ニーズが変化するとすればむしろ登降園前後の子どもの世話を行いやすくなるので、復職傾向になるのではと思ってしまうのですが、私の知らない世間では育休中にリモートワークをする闇復職などが存在するのでしょうか。

闇給与と育休手当をダブル受給?などと思いGoogle先生に聞いてみたのですが、育休中に副業をするライフハックが流行っているようですね。

手当金が切れてから、もしくは手当金を上回る副業収入を得られる場合は悪くない話でしょう。世間知らずでした。しかし完全に独立した動機で副業を行うのなら良いですが、復職時期をコロナの状況を見て対応されているから、本業での収入を得られず副業をしていると考えると中々な話です。

手当金を受給できる範囲の労働時間しかなければ認可園は入れませんし、4月入園だと保育料は前々年の収入を元に算定されますからコロナで本業の給与が激減しそうな場合、保育料と復職後の収入バランスが厳しく自宅保育をしつつ自宅で副業をする方もいるのかもしれません。

 

副業かどうかは私のゲスの勘繰りですが、リモートワークの導入で育休延長というケースが、市役所がメディアに回答するほど多く見込まれるというのは意外性のある話でした。

 

収入は得たいし、子どもも預けたいが、就労による拘束時間は少なくし教育にかけたい、という別に目新しくもないニーズの果てにある働き方が流行っているということなのでしょう。

かつて、このニーズに合致するライフプランは母親が正社員退職、のち数年〜10年のブランクを経てパート就労だったわけですが、ブランクのもたらす生涯賃金の減少に世間が目を向け始め、母親が正社員で育休、1-2年で育児短時間勤務復活が王道となりました。

そして正社員で育休しつつ副業、業務委託で自宅で自営業者として不定形勤務が頭角を現してきているのかもしれません(Googleで引っかかったライフハック系ブログはやはり女性向けのデザインがされたものが多いように感じました。)。

記事は今後の整備について言及していますが、今回の利用調整基準改正がこのような事情の下に行われたと考えるても中々の妙味があります。

 

www.townnews.co.jp

 

入所待ち人数

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