3年目のヨコハマ保活

3年続いた保活が2021年に終了しました。2年目からは激戦区港北に突入し、とりあえず終了しました。

2023年4月横浜市保育園 保育ニーズの割合が補正予定、0歳児の整備はスクラップアンドビルド、1・2歳児は増える見込み。

2023.2.4 横浜市子ども・子育て会議の総会資料が公表されており、区別の改訂後のニーズ割合らしきものが掲載されていました。これによると港北区の保育園の0歳児ニーズ割合はむしろ、32.2%から33.6%に上方修正されていました(他の区はほぼ下がっています。これまでトップ層だった鶴見、中、西、神奈川、保土ケ谷区も整備地域常連の戸塚区もです。)。

従って、この記事の町別の推計は完全な間違いとなりましたので、訂正します。

https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/yokohamashi/org/kodomo/sonota/shingikai/kaigi/kokokaigi.files/0108_20220201.pdf

 

正確には、まだ補正されていないのですが、昨年中に市議会に報告されていました。

https://www.city.yokohama.lg.jp/shikai/kiroku/katsudo/r3/R03_kokyo.files/j4-20211215-kd-82.pdf

0歳のニーズ割合については2024年までの申請率増の見込みを少し低めに補正し、その分を1、2歳児に振り替えるそうです。

0歳児の補正幅は0歳児の保育の必要量を直近3年の平均量と2024年の量が同水準になるようにしています。

 

つまりどうなるのかというと、0歳児の定員は今後数年増やさないように整備するということです。

それじゃあ日吉綱島あたりの0歳児の保留児童の状況はずっと改善しないのかというと、そこはまだよくわかりません。

 

というのも横浜市は0歳児の定員が余っている保育園は0歳児の定員を減らすと児童1人分につき25万円もらえるというキャンペーンを始めるので、これに乗る事業者が多ければ、減った分を日吉綱島エリアの新設園の0歳児定員数に振り分ければ理屈上は計画と合うからです。

 

キャンペーンは1歳児受入枠拡大促進事業という名称(0歳児の持ち上がりが減るので1歳児の新規受け入れ枠が増えるため。文才!)です。

https://www.city.yokohama.lg.jp/business/bunyabetsu/kosodate/seibi/r5_4hoikujoseibi.files/0031_20211011.pdf

令和5年4月に向けた保育所整備等について 横浜市

 

この計画の懸念点は、事業者が0歳児枠を減らしたがらなかった場合どうするかというところです。

定員が割れていても、一時保育などで収入があれば、実入りのよい0歳児の定員を25万円で永久にカットするメリットが事業者にあるのか。私は計算したことがないので、よくわかりません。人員に余裕があるか否かでも変わってしまう気がします。

 

さて、見直し後のニーズ割合で以前の記事を計算しなおしましょう。

(1/31追記 横浜市は区別にニーズ割合を設定していた気がするので、下記の全体版ニーズ割合でクリアしても実際の改定後の計画では港北区はやっぱり全体として0歳児の需要にあった整備をクリアしていない可能性もあります。)

2022.2.4 訂正します。港北区の修正案である33.6%に引き上げて再計算します。

f:id:popon0:20220204095942j:image

 

ponpn.hatenablog.com

 

箕輪町の0歳児は210人(前年164)、0歳児の保育必要量67.62→70.56人、認可園小規模園の定員36人

悪化です。悪化。必要数の半分です。

 

綱島東の0歳児は267人(前年285)、0歳児の保育の必要量85.97→89.71人、認可園小規模園の定員79人

悪化です。隣接する箕輪町の状況も踏まえると0歳児クラスを整備しても違和感ないです。

 

以下0歳児の定員枠、2021.9の0歳児人口、ニーズ割合を乗じた数字です。

日吉: 68枠、184人×0.322=59.25 ×0.336=61.82

日吉本町: 67枠、232人×0.322=74.70 ×0.336=77.95

日吉本町まだ足りません。

綱島西(+綱島台):  82枠、207人×0.322=66.65 ×0.336=69.55

 

既存の枠で足りている場合、今後の新設園で0歳児クラスが設けられなくなる可能性があります。

これは良し悪しであり、これらのエリアは0歳児クラスが今より入りやすくなる見込みは減りますが、新設園があった場合、1園でも1歳児の需給バランスが大幅に改善する可能性があります。

 

これが今後の育休保活トレンドに影響があるのかはよくわかりません。1歳児で多少入りやすくなるのであれば、4、5月生まれトレンドは多少緩和されるかもしれませんし、0歳児4月で認可外加点を狙うのはコスパが悪くなってくるかもしれません。

一方で現行の日吉綱島エリアの園が0歳児定員を減らすことは多くは考えられない(キャンペーン対象となる定員余りの園が少ない)のと、育休手当金の延長ルールは変わらないので、0歳児と1歳児4月枠どちらもチャレンジするが、0歳児ではあまり希望園の手を広げない(育休延長希望なら最低の1園だけ希望)的な申請が多くなるのではないでしょうか。

先日アンケートを読んだ限りでも、都内や横浜市では希望園に入るため復帰希望時期を妥協する趣旨の回答が多かった気がします。

多胎児や2人連続育休で低年齢複数自宅保育に限界を感じるとか2人目以降や職歴の都合上早めに入園させたいなどの事情がなければ世間では0歳児クラスでの入園は人気がないのかもしれません。フルタイム前提なら収入的には結構変わる気がするのですが、入園すると在園時間的にフルタイムではない家庭(時短?)が半数くらいだったりもします。

 

ponpn.hatenablog.com

 

今日が今年の一次結果の発送ですね。また変な時期に変な記事を更新しました。

多分当日には到着しませんが、待ち人数や二次利用調整等の情報は更新される可能性がありますので、区役所の保育園の利用申請ページに注目です。

 

完全に1日飛んでいました…