さて、毎年のパターンで言えばゴールデンウィーク明け頃に今年4月の待機児童数が出る見込みです。
以下の左側が港北区の毎年4月の保留児童数です。減ってはいます。そのペースが2021年2022年の間でえらく落ちていますが、2020-2021はコロナの影響があったはずであり、下手するとその前のタームも緊急事態宣言直前に申請取り下げなどあった可能性もあるので、実際に横浜市の保育園整備や申請率の増加などの経常的な事象を踏まえて港北区の保留児童が減るペースは20-30人くらいなのかなと。
2019.4 557人 200人 35.9%
2020.4 447人 201人 45.0%
2021.4 356人 189人 53.1%
2022.4 337人 185人 54.9%
2023.4 ?人 209人 ?%
右の数字は4月1次利用調整後のベネッセ日吉の待ち人数(全学年合計)です(ソースが自分のブログですが…)。
2022年これから港北区日吉綱島エリアで保活される方向け保活資料 - 3年目のヨコハマ保活
ご覧の通り特に連動していないのですが、連動していないにしても、今年はお…?という数字になっています。ちなみに2023.4のベネッセ日吉待ち人数のうち、1歳児は113人(前年88人)なので、ここが増加要因なのは間違いありません。
単なる育休延長の流行りやコロナの揺り戻しであれば、0歳児の保留児童数にも影響はでると思うのですが、1歳児だけ増加、というのは何とも不穏です。また2歳児までの育児休業の法改正からは、大分経っているのでこれの影響と考えるのも今更感があります。
となると単に日吉エリアの保留児童数が多かったという可能性があります。
一方で、二次利用調整の空き枠として2/8時点情報で公表された情報では、小規模に関しては日吉綱島エリアは1歳児が1番空き枠が多かったです。なんなら5月にも空き枠がありました(2次で転園成立?辞退?)。
2023年横浜市港北区保活 二次利用調整入所募集枠公表 - 3年目のヨコハマ保活
定点観測2023年5月 横浜市港北区入所待ち人数+空き枠 - 3年目のヨコハマ保活
先日の記事でお伝えしたとおり、きょうだい児の家庭はこの5月から上の子だけ入園して育休を継続することが可能となっており、こうなると上の子未就園の多子家庭は小規模は希望園から外す傾向が強まる可能性があります。
しかし、小規模は保育料が安く設定されており、保護者のどちらかが在宅可で勤務時間が柔軟に設定できるタイプの就労をしている場合、下の子を預けながら上の子を習い事に通わせるのが楽なのは近隣別園だったりします。
人気の傾向とかはあると思いますが、何が1番いいのかは、各々の家庭やランクの状況に合わせていくしかないわけで、小規模にマッチングしていないのが課題だと思うなら横浜市は利用調整の園ごとクラスごとのボーダーを公表すれば小規模にマッチングする層へきちんとその旨を伝えられるはずなのですが。
待機児童といえばプロミライズ青葉台の公式ホームページを眺めていると青葉区の待機児童数が0で低水準であると猛烈にアピールされていて少し不安になり青葉区役所のWEBサイトを見ていたのですが(隣のプラウドは考えがあってかはわかりませんが市全体の待機児童11人の方を紹介して低水準としています。この方が少数の入れないケースを示唆する内容になるため無難だと思います。)、青葉区役所のWEBサイトはQAをPDFではなくHTMLで公開たり、過去の空き枠のページがあって、それはそれで良いと感じたのですが、内容は…改めて利用調整基準の説明は難しいのだなと感じました(もはやマンション関係ない)。
まずランクの説明がこうなっています。
ランク
・ランクは、A~Iで定めます。(Aが高く、Iが低い)
このブログを読むタイプの方はご存知なことが多いかと思いますが、最終的にランクはA止まりではなくAAAAくらいまではあると考えられます。(ひとり親フルタイム保育士が育休退園から復帰だとAAAAA?実際いるかは別として)少なくともAAは審査請求の結果として横浜市のページにも出てきますし、Aランクで加点をつければ安泰だと考えると結構辛いことになるケースもあると思います(青葉区では事実安泰なのかもしれませんが)。
個人的には利用調整のランクや加点など、考えなくてもある程度利用できる制度であるべきだと思うのですが、知った上で対策を立てるのなら中途半端な内容はむしろ有害で原文を読むしかないと思います。
いずれにしろ、プロミライズ青葉台を検討されている方はきちんと青葉区役所の過去の受入可能数 横浜市青葉区を見て、ここで数百戸のキッズスペース付きマンションに一年半くらいで一気に入居があったらどうなりそうか、考えてみることをお勧めしたいです(太陽の子保育園はどちらも2歳以上は入れないか毎年2名程度の狭き門です)。