3年目のヨコハマ保活

3年続いた保活が2021年に終了しました。2年目からは激戦区港北に突入し、とりあえず終了しました。

閑話休題86 横浜市の園探しサイトオープン

以前から気にしていたものがオープンしたみたいです。一部の園は見学申込ができるとのことですが、ほんの一部に決まっているので、その点はあまり期待せず見て行くとして、注目は申込人数が公表されている点です。

なお、幼稚園や横浜保育室はあまり情報がないので、その辺の情報をお探しの方は見る必要はありません。

enmikke.jp

 

保護者向け園選びサイト「えんさがしサポート★よこはま保育」を開設しました! 横浜市

また追記しますが、今年4月時点の育休延長希望を除いた申込み数が見れます。

下記は、1番多そうなベネッセ日吉です。

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例えば

2022年これから港北区日吉綱島エリアで保活される方向け保活資料 - 3年目のヨコハマ保活

定点観測2023年4月 横浜市港北区入所待ち人数 - 3年目のヨコハマ保活

と合わせてみると、4歳児は枠があると公表していませんでしたが、実際には1枠あり、0歳児は9人の枠に育休希望除き142人が申込み、9人が入所、53人(育休延長希望含む)が待ち人数になったということになります。ということは、最低でも80人が他の園に一次で入所できているということだと思われます(正確に言うと育休延長希望なのに内定している人がいると、80人を下回る可能性があるのですが、このエリアではそんなことはほぼ発生しないので)。

1歳児 213申込、5内定、95他園決定、113待ち

2歳児 52申込、0内定、27他園決定、25待ち

3歳児 31申込、0内定、19他園決定、12待ち

4歳児 12申込、1内定、7他園決定、4待ち

5歳児 3申込、0内定、1他園決定、2待ち

 

169人が申し込んだにじいろ日吉1歳児は6人入所(推測)、56人が待ち人数なので、最低107人が他園入所と推測します。(107+6)÷169で育休延長希望以外の最低でも66.9%がどこかしら内定していると思われます。便宜的にこれを最低入所率と呼ぶと、ベネッセ1歳児の最低入所率は46.6%なので、ベネッセは本当に酷いか特殊な状況といえます。実際には育休延長希望の待ち人数が多く、107より他園入所決定が多いかもしれません。注:保育を考える親の会が毎年算定している入園決定率というのがありますが、あれは複数自治体を比較するため、育休延長希望を除外したりはしていなかったと思います。確か近年横浜市は80%台前半で推移していたはずなので、最低入所率80%ちょっとでは、平均よりやや厳しめのエリアと言えるのではないでしょうか。

参考までに、ちとせ保育園の最低入所率82.772.2%を申込人数に掛けると、176人が何らかの園に入っていることになるので、育休延長希望の待ち人数は76人前後いる可能性もあります(が港北区の中では特殊な申込み方をされてしまう園なので、全く予想つきません。)

 

なお、1歳児の申込人数では、箕輪町はにじいろよりアスクみのわの方が多く、185人となっています。最低入所率は69.766.5%です。小学館アカデミーひよしは申込人数0人となっているのでまだ何らかデータがおかしい可能性はありますが(小学館アカデミー系列は全て0なので掲載拒否できるのか、データのマッチングが上手くいっていないのかどちらかでしょう)。2023.9.3気がついたら正しく表示されていました。

 

ではもう一つ、綱島西の人気園、パレット綱島の1歳児を見てみましょう。(こども園の方が申込人数多いですが、エリア境界すぎるので…)

102申込 3内定 83他園決定 16待ち

今年待ち人数が1番多かったのは尚花愛児園だったのですが、例年の傾向から駅近のこちらの方が人気なのではないかと思い、確認したところ、やはり申込人数では尚花愛児園の92人をこちらが上回っていました。

綱島西は、整備が必要な地域から外されてはいますが、実は申込み人数自体は、待ち人数ほど整備の必要な地域と差をつけられているわけではないのです。しかし、最低入所率は84.3%と日吉綱島エリアでは比較的高水準です。

 

綱島東では1歳児で1番申込が多いのはアスクゆめみらいの148人最低入所率70.366.2%、次は木下の保育園綱島125人、キッズパートナー綱島124人のようですが、これは箕輪町のあるので、Gakken綱島109人最低入所率74.372.5%、明日葉綱島103人7371.8%辺りが綱島東エリアの申込みが多い園でしょう。駅遠が狙い目はセオリーですが、綱島東には当てはまりません。

因みに日吉本町エリアのりとるぱんぷきんの1歳児は申込145人最低入所決定率73.868.3%で中々厳しさを感じました。ただし、育休延長希望の待ち人数が多いと狂う数字なので、周辺の他の園とも比べた方がよさそうです。2023.8.27すみません計算間違えてました。綱島東や日吉本町の方驚かせてすみません。

 

港北区とは全然関係ありませんが、上大岡の駅近園も1歳児は180人台の申込があり、箕輪町戸塚駅前級となっていました。無事新設園が決まるといいですね。

また、不適切保育について指導を受けている某園は4月から新規受け入れ停止と報道にあった気がするのですが、募集人数に通常分らしき人数が掲載されていました。報道が正確ではない可能性もなくはないのですが、ずっと0歳児の入所人数が1なので、私はその1名は前年度から在籍で、実際受入れ停止はしていると考えています。ということはこの一次の募集人数というものは最新でもなく(ベネッセ日吉が利用案内の数値とも一致しないことから)公表当初のものでもないというかなり中途半端なデータであると考えられます。そして当該園は申込人数も0ではないので、何があったか、この園探しサイトではわからないようになっています。

言及しておいて何ですが、特定の雰囲気の教育理念に悪印象を抱くなど、保活に有害になると思うので、保活中の方は意味もなくこの手のトラブルがあったと知っている園のページなどは見ない方がよいです。私は以前、指導監査結果で重めの文書指導があった園の指導前の第三者評価を検索するという悪趣味記事を書いていますが、特定の教育理念が何らかの指導事項につながると感じたことはなく、組織的な指導研修の仕組みや、組織として策定すべき計画が欠けていたり、財務上の懸念が示されていたり、といったところで低い評価がついているなーという印象を抱きました。園探しサイトには、記載の自由度の高い項目としては教育理念や保育の方針、一日の過ごし方しかないので、そういうものと結びつけやすいと思うのですが、そういう内容は保育時間の設定や定員と同じくらい不適切保育や不正受給とは関係ない、好みや必要性の問題を考える材料と考えておけば良いでしょう。

 

話を戻しますが、園探しサイトに記載の流れどおり、このサイトで情報を検索し例の園を見学して、不適切保育のことを知らずにそのまま入園する方がいてもおかしくないと思います。

えんさがしサポート☆よこはま保育について - えんさがしサポート☆よこはま保育にはこのサイトの趣旨が記載されているのですが、要は1つでも多くの希望園を書かせるのがこのサイトの目的であり、利用者の満足のいく保育園選びを第一義に考えたツールではなく、園の立場にたったPR媒体なんだということなのだと思います(指導監査なんとか要綱に記載されているとおり、監査結果は施設を利用しようとするもののために公表しているはずなので、利用者のための園選びサイトであれば掲載は必須なはずです。)。

 

元々色々ある保育園の口コミサイトも、うそはうそであると見抜ける人でないと使うのが難しいものではあるのですが、横浜市が魅力発信に注力するあまり、結果としてそのような類のサイトと違わない、都合の悪いことは載せないものが出来上がってしまっているのは本当に残念ですね。

 

とはいえ、申込み人数が公表されているのは嬉しいサプライズですから、希望園の候補はどんどん検索していきましょう。

 

また、各ページのフォーマット的には申込人数や募集人数は、経年比較できるような作りにはなっていなさそうなので、必要な方はスクショなりメモなりとっておくべきでしょう。

検索データや全件データをダウンロードする画面が見つからないのはここdeサーチ以下です。

 

経年比較することで、得られる情報もあるので、是非元データを公表してほしいですね。