3年目のヨコハマ保活

3年続いた保活が2021年に終了しました。2年目からは激戦区港北に突入し、とりあえず終了しました。

閑話休題112 企業主導型保育園の昨年の立入調査結果について

企業主導型保育園の昨年の立入調査結果が出ていました。

令和4年度企業主導型保育事業における指導・監査の実施状況について | 指導・監査 | お知らせ | 企業主導型保育事業

個別の園としては、だいたい40ページ目くらいからが港北区です。

https://www.kigyounaihoiku.jp/wp-content/uploads/2023/11/20231101-1-2.pdf

都筑区西区の保育園のなしの多さはなんなのでしょう。注意すべきはここに載っている指摘は職員配置や保育内容に関するものだけで、それ以外の指摘は存在してもここではわからないということです。1番右の列の改善報告書の提出日を見ると、日付が入っている園と、文書指摘なし、又は指摘なしとなっている園がありますので、指摘なしの園が、口頭の指摘すらなしの園、文書指摘なしの園が口頭指摘のある園、日付があって内容の記載がない園が隠れ文章指摘のある園と解釈すると良いでしょう。

そう見ると指摘なしは横浜市にはないです。23区にもなさそう。川崎市の川崎区多摩区や千葉県にあります。ちょっと通うのは現実的じゃないでしょう。悲しいかな横浜市では文書指摘がなければ上等な企業主導型です。港北区の園は全ての欄がなしではないです。

あとやっぱり港北区以外も含めて保育士さん足りてない園多いなと。

 

個別の園の結果はここまでにします。

去年リモートと実地を併用して指摘率の違いが顕著だった午睡抜き打ち検査は実地のみの実施となりました。

 

専門的労務監査という抽出で過去に労務の指摘があったなど指摘が見込まれそうな施設、全国500園だけ行われた監査は文書指導指摘率88%とこれだけでも中々なのですが、内容も払うもん払ってない的な内容がそれなりに多く、いずれも昨年より指摘率が悪化しているという悪夢のような内容です。もともと指摘があった園を中心に入っているので、何らか指摘があるのはそうかもしれませんが、直近の監査で労務関連の指摘があり、その上再度の監査で時間外手当が支払われていない14.6%というのは、もはや自覚があるけど改善する気がないか、支払う資金がないかのいずれかが多そうなので、かなり悪質ではないかと思います。

その意味では私は労務系の園別の指摘も見たいです。

 

翻って不安になるのは、横浜市は認可園などに労務監査をやっているのか。この企業主導型の有り様は認可園にも共通するのか、という点です。監査の要綱など見る限り、労務に特化した監査などは行なっていなさそうです。

監査基準はhttps://www.city.yokohama.lg.jp/business/bunyabetsu/kosodate/ninka/gaiyou.files/0089_20230518.pdfとなっており職員処遇部分だけ貼り付けておきます。小さくて見えない。

f:id:popon0:20231207201126j:image

例えば勤務時間などの端数処理までは見ていなさそうですが、給与規程どおりに支払っているか、未払い残業代がないかなどは見ていそうです。

 

どのくらいの指摘率があるかは明らかではないですが、文書指摘のレベルであれば下記の結果に掲載されます。文書指摘の発生率自体が認可園は10%以下なので職員処遇部分で指摘のある園となると更に少ないということになりそうです。

更に職員配置については企業主導型でも横浜市の認可でも指摘事項が公表されていますが、明らかに認可の方が発生頻度は少ないです。

指導監査結果 横浜市

 

同一条件下の比較ではないので、納得いかない方もいるかもしれませんが、認可の方が人員確保が出来ているのではというある意味当たり前の感想を抱くとともに、私は多分認可の方がかなりマシな労務管理状況なんだろうと推測しました。

グルーピングした経営情報を公表して真っ先に死にそうなグループですが、指摘なしの園もあるので頑張ってほしい…と思います。

 

昨年の結果にさらっと触れた記事です。検討する園がある方は昨年や一昨年も見て改善報告書を出したことがまた指摘されていないか確認することをおすすめします。改善報告書を出したのにまた指摘されていたら、それはそういうことです。

ponpn.hatenablog.com