3年目のヨコハマ保活

3年続いた保活が2021年に終了しました。2年目からは激戦区港北に突入し、とりあえず終了しました。

閑話休題142 認可外保育園雑トピックス

港北区の利用案内には港北区内の認可園だけではなく、区内の幼稚園や認可外保育園、近隣区の認可園及び認可外保育園、川崎市の認定保育園まで案内があります。

そこで、皆さん1番興味がないと思われる時期に思い立ったからという理由で認可外園のトピックスを投稿しておこうと思います。

 

川崎市認定保育園の立入調査結果

昨年は川崎市の認定保育園の立入調査結果を見て、お、ほんと?なぜ横浜市の立入調査とこんな違いが…となっていたのですが、ついに昨年は文書指導と口頭指導が出たのです!それも1園じゃありません。平成30年度から5年間何の指導もなかったのに!

川崎市 : 川崎認定保育園立入調査結果一覧

まあ皆さん興味ないですし、あったとしてそれはけしからんニュースなのか喜んでいいニュースなのかちょっともやっとしますよね。

 

ponpn.hatenablog.com

 

 

港北区の横浜保育室は安定の指摘事項有

通園利便性的には、川崎市認定保育園より先に横浜保育室を検討したいところですが、すでに横浜市内で10園しかなくなってしまいました。港北区の2園は2023年度も指摘事項ありでした。必ずしも毎年見ているわけではありませんが、港北区の横浜保育室はわりとありになっている年が多い印象です。横浜保育室の立入調査結果は直近のものだけ、ここdeサーチで見ることができます。

ここdeサーチ

 

ponpn.hatenablog.com

 

港北区から通う人はいないと思われる某S区の横浜保育室は下記のような文書指導を受けているのですが、どなたか救命措置をされず、経過の記録も取られずに亡くなってしまったのでしょうか。いや「等」の方で死亡ではないかもしれない。横浜市だって都道府県知事等の「等」の方だし。ちなみに下記は立入調査後に改善済の項目だそうです。それなら安心…かどうかは皆さまの心象におまかせします。

 7(8)キ 事故発生時に適切な救命処置が可能となるよう、訓練を実施すること。
 7(8)ケ 事故発生時には速やかに当該事実を都道府県知事等に報告すること。
 7(8)コ 事故の状況及び事故に際して採った処置について記録すること。
 7(8)サ 死亡事故等の重大事故が発生した施設については、当該事故と同様の事故の再発防止策及び事故後の検証結果を踏まえた措置をとること。

7(8)は安全確保に関する項目で、2024年現在はアからシまでの12項目で構成されており、横浜保育室以外の認可外の公表情報ではどの項目で指摘を受けたのかわかりません。横浜保育室のみ詳細に記載されています。

ほかの認可外保育園の立入調査結果を見た際には計画未策定や研修未実施などで指摘を受ける園が多いのかなと呑気に考えていましたが、死亡事故などでも起こらないと指摘されなさそうな項目で指摘を受けているということがありえるということに気づき、非常に勉強になりました。

因みに事故うんぬんは私の適当な憶測で、上に引用した文書指導がされていたという事実があるだけなので、事故の有無に興味がある方は改善と同時に事故報告を受け取っている可能性の高い市役所とかに聞くといいのではないでしょうか。

 

ここdeサーチの認可外園情報が増えている

認可外保育園については、児童福祉法に基づき掲示が義務付けられたサービス内容について、 ここdeサーチにも公表する義務が出来たようです。このため、以前閲覧した時より認可外に関する情報が増えたような気がします。ここで改めてここdeサーチについてお勧めしておこうと思います。

 

例えば港北区の某園を見ると、現在横浜市のページから見られる立入調査結果の一覧では基準を満たす旨の証明書が交付されているのですが、ここdeサーチの施設基本情報の備考欄を見ると、証明書が有りになったのは2024.4からで、ここ数年は証明書が取り消されていたことがわかります。立入調査の結果は指導監督等実績の項目から見るのですが、それ以外にも基準の適合にに関する証明書の取消情報が施設基本情報にの備考欄に掲載されていることがあり、これらの情報から過去どのような状態だったかわかることがあります。

認可外保育施設の利用をお考えの方へ 横浜市

 

認可外保育園のサービス内容として公表されている項目のうち、 虐待の防止のための措置に関する事項が中々愉快だったので、ご紹介します。

これはここdeサーチで各園の詳細情報の画面に遷移し、緊急時等の対応等を展開すると下から2番目くらいに出てくる項目です。

 

パターンA 虐待をするのは保護者という想定

記載例:

  • 子どもの身体や表情、保育中の様子や家族の態度から不適切な行動や虐待が疑われた場合は区や児童相談所等の機関に連絡しする。
  • 毎朝の受け渡し時、子どもたち身体 (接触体温など・発疹・傷)・顔色・表情などの様子の変化に気をつけてしっかりと視診し、受け入れをしていく。
  • 「虐待ではないか」と疑いを持った場合の通告義務は、守秘義務に優先されます。区役所や児童相談所などの関係機関と情報共有し、適切に対応します。
  • 教師に「横浜市 子ども虐待防止ハンドブック」を配布。保護者に「子どもの権利を守ろう」を配布。

 

ちなみに、横浜市 子ども虐待防止ハンドブックは児童虐待を見つけたら相談・通告しましょう、という内容です。

確かに認可園は保育に欠ける子が通うところですから、子どもの人権擁護を目的とすれば、虐待防止の取組には親から虐待を受けている児童への対応を想定しておくのはあるでしょう。でもこれ、認可外のサービス内容掲示に関する項目ですよ?普通書かないじゃないですか、サービス方針にお客様の不払いを許さない、とか。

 

 

パターンB 正直すぎる

記載例:

  • 虐待の防止に関する研修の実施や虐待の防止に関するマニュアルの作成状況は現在は進行なし。(今後はそれらの必要性を考慮していく事とする。)
  • 現在作成中

 

前提として、定番の記載事項が虐待防止マニュアルの策定と職員への研修というのがあるのですが、おそらくそれを理解した上で、やっていないと書いてしまう…

 

番外編 

記載例:

  • 園長対応
  • 不明

ノーコメントです。

あと、ベビーシッターで保護者へ監視カメラの設置を求めているという記載の方もいらっしゃり、パターンAと真逆で感心しました。

 

いかがでしたでしょうか。ここdeサーチは詳細画面から検索結果一覧に戻れない、検索フォームがいちいちリセットされてだるい、英字は大文字小文字が一致していないとひっかからないなど、サーチ機能はお世辞にも褒められたものではありませんが、載ってる情報は自治体の手が入っているため、ネガティブ情報も記載されている点が、貴重だと思います。以前ここdeサーチへの情報集約を要望してしまったこともあるので、償いの意味も込めておすすめしておきます。

 

あと、あたかも認可外が変な記載のところが多いみたいな印象を抱かれた方がいらっしゃったら、申し訳ありません。認可園でも変な記載の園はありますし、横浜市の認可園は行政指導の履歴も監査の結果もここdeサーチには表示されていないので、その意味でここdeサーチは何の役にも立ちません。認可園の監査結果は横浜市横浜市のWebサイトを見てください。

認可外園も普通の記載で指摘もないところの方が多いので、検討外の園も含めて何件か目を通して、あれ…という記載がないか見ておけば十分です。