さて、今年の3、4月入園の場合、復職期限は6月末となっていました。気づきませんでした。ずっと市民の声ページでは特例延長についての要望を断っていたイメージでしたが2月中に下記のページが作成されていたのですね。
我が家は4月入園予定ですが、特に延長について個別のお知らせも来ていません。
新型コロナウイルス感染症を受けた給付認定の取扱いについて(令和3年度) 横浜市
このため特例は延長しないのではないかと思っていましたが、することになったようです。
場合によっては転園希望が6月くらいから通りやすくなるのかなと思っていたのですが、どうも違うようです。
また復職の可否を問わない認可外加点も継続となる模様ですから、来年4月狙いの方は引き続き9月まで様子を伺うといいかもしれません。
3/11から受付開始となる5月に入転園を狙う家庭も今月末時点で認可外に在籍していると復職しなくても多少有利になるということです。二次利用調整に辞退が間に合わなかった枠を狙う場合は考えても良いでしょう。
4月からきょうだい別園になってしまった方はきょうだい加点がついています。(利用調整基準の字面上はきょうだい片方だけ転園申請して片方は内定状態だと利用申請も在園もしていないので、つかないともとれますが、その期間だけわざわざ冷遇する意味がないので加点がつくと思われます。)ひとりっ子の場合、認可外加点を得てもきょうだい別園内定家庭に小学生以下の子どもの数で負けてしまいますので、激戦地区や人気園希望ではあまり期待できないです。
私(筆者)が横浜市の保育教育運営課に問い合わせたところ、一次と二次の選考の結果、兄弟が別園になってしまったのが、全世帯のうち1割程度いるとのことだった(令和2年4月入園希望の場合)。
保育園の兄弟別園問題。臨月のお腹を抱えて自転車3人乗り、3度目の転園申請も叶わず仕事復帰に不安(小酒部さやか) - 個人 - Yahoo!ニュースより
逆にきょうだい別園内定の場合、どちらか1人だけ認可外加点をつけるという復職ありきでは通常ありえないことが可能になりますから、狙っている園に空き枠が出そうであれば賭けに出るのもありでしょう。
こんな活用しか思い浮かばないのですが、一体誰のための特例なのでしょうか。
就労日数の減少もコロナ原因であれば補正がありそうです。まあ、本当にコロナ特例と言えそうなのはこちらですかね…。
今年コロナにより職場都合で育休復帰が延びている家庭の中には、そもそもの申込を断念してしまったケースも多いと思われるので、この時期に突然延長を発表するのは少し公平ではないと感じてしまいます。
来年収束していることを願うばかりですが、長引いていた場合、2022年4月入園を検討している方は、特例延長は要望を出してもギリギリまで対応できませんと断られる、しかし内定は辞退してもほぼペナルティはない(ただし生まれ月により給付金が延長できない可能性はある)、特例で復帰時期を延長できる場合でも保育料は払うことになるの3点を胸に申し込むかどうか考えてみてください。
新型コロナウイルス感染症対策に係る保育所等の対応について(令和3年11月19日時点) 横浜市
復職期限の延長利用をお考えの方は給付金の延長可否と夏季ボーナスの支給要件を確認の上、日程調整されることをお勧めします。なお、延長中も保育料は申込時の入園月から発生すると記載があります。
どうでもいいですが、3月分の入所状況の更新がないですね。例年飛ぶものなのでしょうか。
2021.4.28追記 現況確認に関するよくある質問の22を見る限り、コロナの復帰延長特例は育休延長だけではなく就労開始の延期にも使える模様です。5月入所の方には適用されないのでしょうか。この特例について個別のお知らせが来る気配は全くないですし、特例の説明ページも就労内定を延長できるように読めないので、横浜市としては要望が多いために設けた特例で、実際には延期を推奨する意向は皆無なのでしょう。