0歳児の人口増えているんでしょうか。ベネッセ日吉の待ち人数が300人に到達するタイミングが昨年より1か月ほど早まっています。にじいろ日吉も2-3か月は早い気がします。
参考までに5月中の港北区の出生数は275人、昨年同月は241人、一昨年は243人です。我が家の下の子はその更に一年前の学年で5月はコロナ真っ盛り229人でした。
下書きのままこの記事を放置したら、人口データが更新されて、2023.6月の出生数234人に対し、2022.6月は269人で昨年より減っていました。
令和5(2023)年 町丁別の年齢別人口(住民基本台帳による) 横浜市で見るとR5.3時点の1歳児がピークのようにも思えるので断言はできませんが、極端に減っているわけではないので、申請減で保活が楽になる可能性は来年もほぼないと思います。
ただコロナ中と比べて申請数が増加したからといって、平均ランクが上がっているかはわからないので、フルタイム共働きにとって厳しくなっているか、という点ではよくわからないのですが、横浜市が絶賛意見募集中の利用調整基準の改正案は、ランクを引き上げて入園を優先するケースを増やす内容なので、優先ケースに該当する事情がないフルタイム共働き家庭世帯は、相対的に不利になることにはなるでしょう。
また、そのようなご家庭には今回の改正内容にはあまり興味がないと思いますが、激戦区で1人目加点無しのフルタイム家庭は、コンシェルジュや保活セミナーなどで一度小規模に入園して転園などを狙う手法をお勧めされがちです。
なので、小規模の特徴と今回の改正でそれが相対的にどう変わるのかをメモしておきたいと思います。
小規模は、建物や庭などの基準は緩和されているものの、保育士の配置基準はあまり遜色なく、保育料も認可園より低めで、転園に加点が1点付き、卒園時には一般の利用調整の前に連携園の利用調整が用意されているため、チャンスが多く、その上卒園のタイミングで一般の利用調整に参加する時には在園児のきょうだい児を上回るランクアップと加点がもらえ、卒園時に育休に入っていても加点はもらえるので、そのような意味では、認可園に落ちそうな方に安牌でおすすめできる要素は十分あります。
一方で来年度からは年度限定保育の終了時に小規模と同様のランクアップと加点がつくようになります。
来年4月に0歳児家庭は年度限定には入れないので、読まなくていいのですが、改正後は、年度限定は、施設は認可園、保育士も認可園、保育料は小規模よりやや上であるものの高収入世帯には認可より低額(ここは世帯によって認可より高くなるケースもあるため要確認)、転園に1点加点がつき、入園の次の4月には2歳児であっても在園児きょうだいを上回るランクアップと加点が得られるが、その代わり入園年度末に退園を余儀なくされ、連携園などはないというハイリスクでリターンについては評価の分かれるサービスとなります。
つまり小規模と比較する家庭が増えるのではないかと思います。
リターンの評価は、2歳児4月の空き枠の方が3歳児4月の空き枠より充実しているエリアかどうかによっても異なるかと思います。ランクアップと5点加点は、単体でこれを上回るのは育休退園の子と保育士だけになることから、申し分ない加点だと言えます。1人の枠を争うような戦いで確実とまでは言えなくても上位の希望園に決まることはほぼ間違いないです。しかしどんな高ランクでも空き枠がなければ意味がないので、空き枠が2歳児の方が多いのであれば、年度限定の魅力は高いです。
一方在園していると、3歳児で幼稚園に抜けていく家庭というのは少数ですが、ほぼ毎年聞くので、区役所が想定空き枠として秋に公表している数字よりも、3歳児で4月から一般の利用調整で入園している人数はそこそこ多いのではないかと思われます。
また、年度限定は利用調整で落ちている場合にのみ入れるサービスなので、小規模と同時進行で保活を進められるものではなく、空き枠も上の年齢の利用調整の空き枠を利用して設けられるものであることから、4月の利用調整が終わってからではないと、希望する園が何人受け入れてくれるのかはっきりしません。小規模以上に入園可否が不透明であることもネガティブな要素です。
Aランクを基礎とした2024年4月からの属性別優先順位
0歳児: フルタイム保育士>在園児きょうだいときょうだい同時申請>ひとり親>Bランク在園児きょうだいと同時申請>きょうだい別園>認可外>単身赴任>夜勤出張
1歳児:認可育休退園児>フルタイム保育士>在園児きょうだいときょうだい同時申請>ひとり親>Bランク在園児きょうだいと同時申請>きょうだい別園>認可外>単身赴任>夜勤出張=小規模転園>属性なし
2歳児:認可育休退園児>フルタイム保育士>年度限定卒園児>在園児きょうだいときょうだい同時申請>ひとり親>Bランク在園児きょうだいと同時申請>きょうだい別園>認可外>単身赴任>夜勤出張=小規模転園>属性なし
3歳児:認可育休退園児>フルタイム保育士>年度限定・小規模・乳児認可園・横浜保育室卒園児>在園児きょうだいときょうだい同時申請>ひとり親>Bランク在園児きょうだいと同時申請>きょうだい別園>認可外>単身赴任>夜勤出張>属性なし
利用調整基準の全てを記載したものではなく小規模育休退園や障害による加点などは全く反映していませんが、ざっとこんなイメージです。
2023.7.9追記
上記のようなものを書くとびっくりする方も多いと思います。横浜市のほとんどの地域はそこまで激戦ではないので、0歳児などであればAランク加点なしで入れていると思います。ただ、今度からBランクのきょうだいについては在園児がいなくても同時申請でAランク加点ありになります。この層は激戦かどうか関係なく一定程度いると思われるので、そこがどう影響するか、ですね。
しかし、これを書きながら気づいたのですが、保育士はCランク相当の就労時間でもAランクになり、年度限定でも優先して入所させるよう横浜市が呼びかけているなど優先されているのですが、年度限定に入ってもランクで保育士Aの家庭はランク引上げが適用されないので、年度限定に誘い込まれた短時間勤務保育士はいたずらに一年限定で復職させられて行き先を失いかねない…いや、年度末までに勤務時間を増やしてBランク以上になれということなのですかね。よく考え抜かれたルールです。
入所待ち人数
空き枠