の保育部会の資料が公表されました。
これの4枚目と
このPDFの24枚目からです。
主な検討内容は以下5点です。
- 年度限定が小規模卒園児と同等のランク引き上げ対象に
- 認可外加点の要件を週4から月64時間利用に
- 内定のランクが最高Aで就労と同等に。ただし調整指数で-2がつく
- 保育士のランクが2つ引き上げに、その他細かな適用要件の緩和
- きょうだい同時同一園申請時がランク引き上げ対象(在園児きょうだいと同じ)に
思ったより盛りだくさんです。あまり読んでいないので見落としていたらすみません。
見た感じパブコメははじまっていないです。今公開したということは、パブコメの開始もそう遠くはないのではないでしょうか。
2023.6.26追記
こんな市民の声への回答を見つけましたが、上記の会議資料には基準日以降に転職した場合の取扱いが入っていないので、まだまだ利用調整基準案は変わるのかもしれません。カオスな年度になりそうです。
今月は新設園の第二弾も公表になりそうですし、盛りだくさんですね。
きょうだい児改正は地味に大きい内容です。
今まで在園児きょうだい>多胎児同時申請>多胎児以外のきょうだい同時申請
だったものが、単純に小学生以下の子の数と低所得バトルに代わるからです。
さらに実は希望園の自由度で事実上在園児きょうだいは同等どころかこの中で最も不利な戦いを強いられます。
以下のような状況の場合、まずB兄弟が重複希望した園では全てAAランクになるため、甲乙両園でトップランクになります。
一方A兄弟は初手から兄が転園申請を出さない限り、甲園以外は優遇対象とならないので、A弟は甲園で負けると残りの希望園でかなり不利な戦いになります。A兄弟がどこに決まるかは専らB兄弟がどこを第一希望にするかということにかかってきます。
ただし、甲が3歳児や2歳児の新規受入枠を持っていなければ、B兄弟は同一園優先で決定してもらうことを希望している確率が高いことからA弟は比較的優位になります。
甲保育園希望者
- 3歳児
(A兄在園児 転園希望なし)
B兄 新規利用、基礎Aランク、3人兄弟 AA4
- 1歳児
B弟 新規利用、基礎Aランク、3人兄弟 AA4
A弟 新規利用、基礎Aランク、2人兄弟 AA4
乙保育園希望者
- 3歳児
B兄 新規利用、基礎Aランク、3人兄弟 AA4
- 1歳児
B弟 新規利用、基礎Aランク、3人兄弟 AA4
A弟 新規利用、基礎Aランク、2人兄弟 A3
ではB兄弟は最強なのか、次にC兄弟をご紹介したいと思います。
C兄 横浜保育室卒園児、基礎Aランク、2人兄弟 AAA9
C弟 横浜保育室利用からの移行時転園、基礎Aランク、2人兄弟 AAA9
わかりますでしょうか、2ランク引き上げになるのが。
Cはまあ偶然の産物として、AB兄弟の問題はA兄が在園中の園を第一希望とした転園申請を提出出来るようにすることで多少是正されると思います(ただし今年の在園児きょうだいの親は油断しているのでそんな制度を導入しても気づかないケースも多いと思いますが)。
在園児の場合は下の子の希望園は兄の申請と重複しなくても全部ランクアップするとかも有りかと思います。
なお過去に育休退園していると上だけ3ランク引き上げになるのか?年度限定など2、3歳児の高ランク化が激しいです。
幼稚園本命で下の子と同時申請して上の子だけ辞退するケースのカルマの度合いも高くなりますね。
本記事のタイトルを在園児最強神話の終了…とかにすべきでしょうか。それはパブコメの時にとっておきます。
大規模マンションが竣工するエリアの育休中在園児親とかは本当に気をつけた方が良いと思います。