3年目のヨコハマ保活

3年続いた保活が2021年に終了しました。2年目からは激戦区港北に突入し、とりあえず終了しました。

閑話休題 小規模園(小規模保育事業)、横浜保育室について

10/31 横浜保育室の保育料について注釈を加えました。

横浜市の小規模園の連携先一覧が更新されました。

各地域型保育事業の連携先一覧(卒園後の進級先)について 横浜市

 

いくつか受入数が0となっている連携先が書かれています。

前のものを保存していないのできちんと比較出来ないのですが、港北区ではいくつか連携先を変えた園があるようですね。例えば港北区随一の入所待ち児童数を誇る?ベネッセに入園する枠が消えています。定員数を変えるのでしょうか、3歳の利用調整に放出するのでしょうか。

また幼稚園との連携もアリということに今更気付きました。

 

横浜保育室ではなく小規模園を選ぶ最大のメリットはこの連携先の確保ではないでしょうか。

卒園加点自体は横浜保育室にもありますが、在園中に就業形態が変わる、産休に入るなど、卒業のタイミングでAランクでなくなってしまった場合にも対応可能です(育休に入っても連携先には進級ができます。)。

 

横浜保育室にも良いところはあります。所得によっては料金が割安となる(と書きましたが、小規模も認可よりかなり安いので、所得が低いと容易に逆転しますし、高ければ気にするほどの差ではなかったりします)、入園を決める仕組みが違うため、現時点で求職やパートタイム雇用でも不利になりにくい、きょうだい入園を確約してくれるところも多いなどです。3歳児以降の認可外保育を実施している横浜保育室の運営団体もあります。2022.1訂正 3歳児以降の認可外を運営していた横浜保育室が3歳児以降の園と同時にそれぞれ2022.4に認可園に移行することになったので、そのような横浜保育室は私が知る限りなくなりました。

 

私が思う横浜保育室最大のリスクは思わぬタイミングでの認可園への移行です。

横浜市は近年待機児童対策を横浜保育室ではなく小規模園によって行っており、横浜保育室は新設されることはなく、認可園への移行を進められています。

移行の際は、移行後の各年齢の定員数が在園児を上回っていれば通常の利用調整を経ずに引き続き優先利用をさせてもらえますが、移行後の定員数が下回った場合、ランクアップはつきますが、フルーツバスケット(一から申請し直し)になります。

この流れだとAランクを維持できる方にとって大変保活が有利になるのですが、このタイミングで産育休に入っていたり、求職していたりすると想定外の事態に陥ったりします。

 

港北区の横浜保育室はどこもかなり多い定員設定になっています。この規模の低年齢児の定員を受け入れている認可園はそうそう出来ません。そんな土地や建物があれば新設の認可園が出来ていたでしょう…。

定員の多い横浜保育室にはそんなリスクがあります。

 

今ある横浜保育室が認可園や小規模園に移行しないのは運営上のポリシーというところもあるのでしょうが、用地的な事情もあるかもしれません。

 

今回の更新を見ての雑観でした。

 

横浜保育室の認可移行の際の対応を知りたい場合は、横浜保育室向けの募集要項が参考になります。

気になる方は読んでみてください。

横浜保育室からの認可移行事業 横浜市

 

1/20 意外と読まれているので大きさや配置基準の違いについても追記します。

見学すれば体感ですぐにわかりますが、小規模園は19人以下の定員を基本として作られ、横浜保育室は20人以上の定員を要件とされているため、横浜保育室の方が規模としては大きな施設です。

 横浜保育室の実際の利用人数は小規模と違い公表されていませんが、広さ重視で保活をする場合は横浜保育室の方がスケールメリットを享受できます。保育室やほふく室の設置基準上の面積要件(一人当たり何平米というやつ)は同じです。

 保育士の数については小規模園A型は0歳3人に1人、1・2歳が6人に1人の国の基準と同等ですが、横浜市のルールで園全体で追加で1人配置することになっています。横浜保育室は4人に1人となっています。このままでは比較しにくいので、小規模19人定員の0歳3人、1歳8人、2歳8人を基準に考えてみます。すると、小規模も横浜保育室でも保育士5人の配置が必要になります。人員的にはほぼ同等と考えて良いでしょう。

 どちらにしても他の自治体の認可より手厚い保育を横浜市の認可より安く受けられます。横浜市の保育料はよく高いと評されますが、コスパというのを保育料に対し配置される保育士の人数と考えた場合、横浜市の小規模園と横浜保育室はどちらもコスパ最高ということになります。

 それでも皆認可園に行きたがるのは、単に園庭の有無ではなく、それだけ3歳での再保活が不快であるからと思われます。逆に言えば、転居等により転園予定がある家庭にはどちらも相当おすすめです。

 

小規模園の連携については以下をどうぞ。 

 

ponpn.hatenablog.com