3年目のヨコハマ保活

3年続いた保活が2021年に終了しました。2年目からは激戦区港北に突入し、とりあえず終了しました。

2023年4月の横浜市の保留児童分析が今公表。

去年の話です。

注目情報は2023年4月の待機児童10人のうち7人が在園児きょうだいありだということです。

令和5年4月1日時点保留児童の分析結果について 横浜市

そうなのか、それでもきょうだい同園と同点にした方が良いという結論を出したのか…と感心する気持ちと、それとも今この情報を公表するということは、その情報なしに利用調整基準を改定したのか…という疑念が半々くらいです。

ナッジ理論を活用して在園児家庭の単願傾向を変えさせるために在園児を相対的に不利に改定したとかなんですかね。待機児童の減少には効果ありそうですけど、きょうだい同園を促進する効果はなぜ生じるのか不思議です。

(上記は完全に憶測です。行政の思い、私が届ける 行動促す「ナッジ」普及に奔走 - 日本経済新聞横浜市役所にはナッジ理論の活用を広める先進的なチームがあるみたいではありますが。)

前のタスクフォースできょうだいのいる保留児童が多く単願が原因と書かれていた都筑区のきょうだい在園児家庭は今大丈夫ですか?

 

ponpn.hatenablog.com

 

なお、港南区1歳児では45園希望して保留、港北区1歳児では35園希望して保留が、各区1歳児クラスの希望園最多記載者の状況です。昨年1月末に突然認可園の整備が必要な地域として上大岡が追加されたのが思い出されます。本郷台の皆さん頑張ってください。

 

あとは特に申請内容に制約や原因がないけど保留になっている家庭が南部へシフトしていたらしいです。相対的に北部は平和になっていて、上大岡から南がヤバめということですかね。

 

保留児童実態調査は調査するのをやめた感じなんでしょうか。追記:いや、やったって分析に書いてあるな。公開がまだなのか。

横浜市の待機児童対策 横浜市

 

2024.1.30追記 保留児童実態調査更新されてました。何時に更新したんだ…。

 

公表されていたので追記します。今年の分析には4月の利用調整で何故その希望園を選んだのか、保留児童実態調査で明らかになった結果が記載されていました。それが下記です。

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しかし保留実態調査に載っていたアンケート結果は以下です。


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その他が25%と多すぎです。自宅からのアクセス性に次いでダントツなのはその他です。あとなぜきょうだい児と保育方針の順位が入れ替わるのでしょう。パーセンテージは上位5位に絞って出し直しているとして、順位入れ替わるのは変だと思うのですが…と書いたのですが、これは単願の人のうち何割がこの回答をしているかということを示している図で、単願は超マイノリティなので単願以外は2位が保育方針だから単願の人がいくら偏ろうと保留児童実態調査の全体のランキングにはあまり影響がないという話なのだと思われます。

 

つまりカラーの棒グラフは単願の人は実はアクセスは平均より重視しておらず、きょうだい児の存在を平均より重視しているということを示すために作られた図なんですが、解説の文がそんなことに1ミリも触れておらず、アクセス重視傾向のみ伝えているので意味がわからなくなっているのだと思われます。

推測を重ねると、こういうことが起きるのはグラフを作った人と解説文を作った人が違うからで、この分析文は結論ありきで作られており、信用に値しないのではないかという疑念が湧き起こってきますが、何でこういうことになるんでしょう…。

 

その他に関しては園の雰囲気とかカリキュラムとか付帯サービスなら方針を選択する気がします(複数回答可にしては方針選んだ人が少なすぎるところはありますが)。これが監査結果とか口コミだったらどうするんでしょう。

このアンケートで監査結果を意識してその他を選択した人が多いかは全く不明ですが、わり、希望しない園を監査結果や口コミで決めている人はいると思います。20園も書くような人は、希望しない園を決めて残りの園に順位をつけていくのだと思うので。

閑話休題117 横浜市年度限定保育2024年4月からの申込期間は3/11から3/18まで。引っ越し等による転園保留でも利用できるらしい。

年度限定保育のページが更新されました。

QAの中に転園保留は原則として利用できないと書いてありますが、引っ越しなどで元の園に通えない場合は行けそうな感じのことが書いてあります。

https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kosodate-kyoiku/hoiku-yoji/shisetsu/nendogenteihoiku.files/0214_20240124.pdf

2024.1.26訂正 少なくとも2023年度には今の職種が記載されていました。

またこれまでは優先対象は比較的雑に保育士のような記載だったように記憶していますが、看護師などのいくつかの専門職種が勤務先が保育施設であれば優先される旨に改められました。

年度限定保育事業のご案内 横浜市

 

下記で年度限定の利用者決定方法について、横浜市が 回答している内容を載せています。

そのような方法をとるよう、横浜市がお願いしているだけで、要綱とすら一致していなかったので実際の運用は不明ですが…。

 

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定点観測2024年4月 横浜市港北区入所待ち人数

昨年はこちら 

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えんさがしサポートではまだ申込人数は公表していないようです。

日吉綱島エリアは昨年比では待ち人数は1歳児も含め若干減少しており、ドレッセタワー新綱島の影響は特に感じられません。今年は日吉綱島に関しては新設のエリアもわりと良かった気がしますが、にじいろ保育園綱島東の2歳児が1名枠が余るくらいだったのは意外でしたね。新設園は4、5歳児枠がかなり浮いているので、今のところ年度限定保育事業のご案内 横浜市実施園にはにじいろ保育園は名を連ねていませんが、1・2歳児の年度限定保育も実施されるかもしれません。該当年齢で保留になった方はリストは随時更新されるので3月までこまめにチェックすると良いでしょう。

 

一方で新横浜エリアは増えています。2025年4月向けの整備は小規模で大丈夫なんでしょうか。レジェイドとかドレッセ新横浜とか。

 

綱島綱島駅東口の再開発で後年もう一回人口が増えると思うのですが、再開発についてはマンションの事業者が決まったとかなんとか聞いて以降とんと進捗を聞きません。

 

港北区内全体で言えば昨年に比べて3歳児の待ち人数が相当減少しています。ベネッセ日吉を除いても最大11名の待ち人数の園があったのですが、これに対して今年区内の3歳児で最大待ち人数となったのは仲手原の港北保育園で5名、日吉綱島エリアはほとんどの園が0-2名で済んでいるという状況です。

なぜなのでしょう。少子化?近年の新設効果?共働きでも幼稚園ブーム?きょうだい加点の改正で転園待ち保留解消?それとも転園待ち保留をカウントしなくなった?全くわかりません。

 

入所待ち人数

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現役の保活の方は見ても何も楽しくないでしょうが、令和元年から見比べると0歳児の待ち人数は隔世の感があります。保活に関しては5年も違うと地元の人間の情報でも昔話だと思って話半分に聞いた方がいいです。横浜市は入園点数のボーダーを公表していないので、どのみち横浜市の保活を語る人は、過去に保留処分について審査請求をして行政不服審査法の答申を受けている人を除き、私も含めほぼ全員印象論だと思いますし。

ponpn.hatenablog.com

 

2024年横浜市港北区保活 二次利用調整入所募集枠公表

昨年はこちら

 

ponpn.hatenablog.com

 

 

適宜更新されたものを貼っていくページです。

特に2次から申込む方には、利用案内に書かれているものの、念のため伝えたいのですが、転園の玉突きなどで0のところも枠が空いたりするので、空き枠あるところだけ書くのではなく通いたい園は全て書くのですよ。

それから兄弟別園で一次決まった方は、確か2次で転園申請出来るので、お手続きはお忘れなく。

 

2/2更新分

日吉綱島エリアの空き枠()内は小規模

0歳児:30(13)、1歳児:4(10)、2歳児:15(9)、3歳児:21

またしても適当に数えていますが、0歳児、増えるんですね。辞退かと思います。時代ですね。一向に育休給付延長の手続検討のための職業安定雇用保険部会が開催される様子はないですが。

 

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1/30更新分

日吉綱島エリアの空き枠()内は小規模

0歳児:20(13)、1歳児:2(10)、2歳児:13(9)、3歳児:20

適当に数えているので間違いがあるかもしれません。

昨年も同じこと言ってますが、このタイミングで2歳児が伸びるんですが何故なのかわからないのです。

南日吉含むいくつかの市立保育園は2歳児の枠解放をしないことにしたみたいです。

 

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1/25更新分

とりあえず保存。

 

日吉綱島エリアの空き枠()内は小規模

0歳児:19(11)、1歳児:0(10)、2歳児:10(8)、3歳児:14


例年同じこと言ってますが、ここから公立園の各クラス1枠開放、0歳児キャンセル、3歳児キャンセルが入るというのが、パターンです。

ただ、この0歳児の状況をみると、キャンセルするタイプの家庭はもはや確実に落ちるところしか希望していないかもしれません。

 

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ponpn.hatenablog.com

 

 

閑話休題116 2024年4月入園 市外では続々情報が。

世田谷区、杉並区あたりはちらほら一次利用調整の申込者数などの情報が。川崎市二次利用調整の空き枠を公表しました(発送も済んでる模様。)。

 

元住吉の0歳児はかなり空いているので、日吉0歳児で危ぶんでる方は市外枠の超下位ランクでもチャレンジはありかもしれません。ブリリア日吉三丁目ならいっそ木月の方が近い。

ただし、市内への転園申請で-1点くらうおそれはあるので、一時的ではなく長期通う想定の方やきょうだい児(保育園児)がいる方のみの戦法かもしれません。

その上川崎市の締切は2/2で、おそらく横浜市の区役所を通じてしか申し込めないので、現実いけるのかはわかりませんが。昨年の日吉の0歳児よりは空いています。0歳児申請は横浜市全体では昨年からかなり減り出しているのですが、横浜市が0歳児定員を1歳児に付け替える政策を打っているので、日吉綱島エリアでは今年はまだここまで空かない気がします。

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川崎市:認可保育所等の受入可能数及び利用調整結果

 

2025年4月横浜市新設候補エリア 整備の必要な地域一覧更新

この時期に更新するのであれば2024年4月の一次利用調整で厳しかった地域が追加されたという可能性がありますね。

整備が必要な地域一覧 横浜市

前回の一覧のスクショはわざわざ撮っていないので、今回は国立国会図書館が保存しているデータと見比べてあーだこーだ言います。国立国会図書館のデータは一定期間古くなるとインターネットでは見られなくなるようなので、ご入用の方は保存しておくと良いでしょう。まあ特にその必要はないと思いますが。

国立国会図書館インターネット資料館のアーカイブ

整備が必要な地域一覧 横浜市

 

まず、5歳児クラスまである認可園の整備地域、1枚目は変更ないです。

追加になっているのは2枚目の栄区本郷台エリアです。磯子区新杉田と洋光台の順番が入れ替わって洋光台が上になったのですが、この上下に意味があるのかは不明です。

 

次に既存施設連携型ですが、これも1枚目は変更ないです。

追加になっているのは都筑区川和町エリアについて従来徒歩5分圏内のみだったものから、10分圏内に拡大されている部分です。確か川和町は市民の声でも不足するのではないかという懸念も出ていました。市営地下鉄の駅である川和町駅を川和駅とタイプミスしており、かなり信頼性の揺らぐ回答ですが、この辺の昨年から募集しているが開設の応募が来ていないといった経緯を踏まえると急激に厳しくなったのでエリア拡大したのか、5分圏内に業者が来る見込みがないためエリアを拡大したのかちょっと判断はつきませんね。こちらの磯子区新杉田と洋光台の順番は以前と同じです。横浜市 市民局 広聴相談課 「市民の声」の公表(詳細)

 

最後に小規模ですが、これも1枚目には変更はありません。2枚目は既存施設連携型と同じ川和町の10分圏エリア拡大と瀬谷区瀬谷駅周辺のエリアが追加されています。

 

国の育休給付延長手続の審議も全然更新がないので、次回の更新は港北区の一次利用調整後の待ち人数や二次利用調整受入れ見込み枠が公表される頃になるかもしれません。

閑話休題115 年度限定保育で能登半島地震の避難家庭受入れ

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年度限定保育事業のご案内 横浜市

タイトルどおりで住民票を異動していなくても1・2歳児対象の認可園による保育サービスを利用できるようです。

また、2/9までは2024年4月入園の認可園の二次利用調整の受付期間内です。一次利用調整はすでに受付終了していますが、その後の空き枠の範囲で利用調整してくれます。人気の5歳児まで受け入れる私立認可園はほぼ空き枠がないと思ってよい状況ですが、公立園は二次利用調整用に各年齢1枠程度残していたりしますし、転園などでランダムに生じる空き枠もあります。小規模園だと空きが残るケースも多いです。

1月末までに年度限定保育を利用開始しているとこの二次利用調整でランクアップの優先的調整がされます。横浜市への転入予定であることを示す書類がない状況で二次利用調整で市内児童に準じた扱いを受けられるかはわからないので(ランクアップしていても市外扱いだとかなり不利)、長期滞在の方は避難先の区役所の窓口などで聞くとよいでしょう。

注意としては年度限定保育は、4月の利用調整で優遇する代わりに3月末で自動的に園から追い出す仕組みなので二次利用調整に申し込まないと想定外に滞在が延びた場合に4月から行き先がなくなるリスクがあります。(2/10以降に申し込むと空いていても認可園は5月からの利用しか認められない。)

申し込むのに必要なのはせいぜい返信用封筒の切手代くらいなので、年度限定保育を申し込む際は、4月には今の場所に絶対いないという自信がある方以外は二次利用調整もセットで申し込みましょう。

 

あと、こども家庭庁からも全国こども政策関係部局長会議(令和5年度)|こども家庭庁能登半島地震での保育園の二重在籍など事務連絡を出しているらしいので、参考までに貼っておきます。

https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/192df455-0446-4ee3-b2ba-558aeacde7c5/d7751cc9/20240116_councils_kodomoseisaku-bukyokuchokaigi_192df455_10.pdf

令和6年能登半島地震に関するこども家庭庁からのお知らせ|こども家庭庁