3年目のヨコハマ保活

3年続いた保活が2021年に終了しました。2年目からは激戦区港北に突入し、とりあえず終了しました。

2019年横浜市港北区1歳児保留 認可外ありき 加点なしは望みなしなのか?

 

ponpn.hatenablog.com

 

2023.6注記

見ていただいてありがとうございます。

この記事は2020年当時の利用調整基準(横浜市の加点などのルール)を基に書いています。

次の2つの記事のとおり、2024年4月以降はルールの大改正が見込まれているため、この記事に記載されているランクはあまり参考にしないでください(特に認可外、年度限定、兄弟児関連。ええ、ほとんど全部です…。)。

ponpn.hatenablog.com

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10/20 年度限定に関し追記

 

華麗?に2019年4月入園を決めた矢先、迂闊にも港北区に引越すことにした私は、再び保活を開始しました。

引越しを決める前から、港北区の保活の厳しさ、取り分け1歳の厳しさは認識していました。

しかし私は決断しました。理由は、何とかなるだろう、と何も考えていなかったからです。

 

決めたからには前向きに入園することだけを考えなければなりません。

私は猛然とGoogleの検索窓にキーワードを打ち込みました。

 

港北区 保活」

 

当然のようにブログが出てきます。有難い時代です。

大切なことは、だいたい

「奥様、OL、ときどきオンナ」https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/girls-beambitious/entry-12302865701.html

に載っています。

 

あとは2chの保活関係のスレッドのテンプレを読めばだいたい全てわかった気になれます。

 

認可園に通いながら、認可外加点が狙えるわけもないので、横浜保育室の見学や申込みにチャレンジし、私もiPhoneの通話履歴の保存上限があることを身をもって知ることができました。

 

しかし手応えはありませんでした。

先着順はキャンセル待ちで2桁、選考では月齢性別を分散させる方向で選ぶと説明された園の壁に、子どもと同じ誕生日月の子の写真が2人分貼ってありました。

 

先着順の園はだめでしたが、最終的にはキャンセルの出た別の1園から電話連絡をもらえました。

しかし、その頃には第二子の出生予定がわかっていたため、その旨を説明し、入園を見送ることを伝えました。

 

認可はもちろん玉砕です。

前回書いたように、2人同時に育休を取っていたら結果は違ったかもしれませんが(別に高給取りでもないですが)、何も考えていなかったため、後の祭りです。

 

念のため、なぜ横浜保育室への入園を見送ったのかを以下説明します。

別に4月に育休に入っているわけでも、通園がつらい所でもなかったので、入園は出来たのですが、次年度以降の保活で入らない方が有利になると考えたため、子どもが産まれてから退園して引っ越すことにしました。

 

なぜ有利になるのか。横浜市の基準では在園児の弟妹がとても有利であることは知られていますが、それを上回るランク引き上げ事項として、育休退園(再申請)児が存在します。

これもきょうだい児の亜種なのですが、基準のランクの引上げに用いる指標に「育児休業のため、認可保育所又は認定こども園を退所し、復職時に認可保育所又は認定こども園に再度利用の申請をする場合(2つ引上げ)」ともって回った表現で記されています。

元がAランク加点0のステータスでも、育休退園をしてきょうだい児が産まれるときょうだい加点と合わせて第一子はAAAランクの加点3になります。

 

一方、横浜保育室に入った場合は、次年度の申請ではランクの引き上げはなく、きょうだい加点3点のみになります。9月に保育の必要性要件があれば、認可外加点で追加1点も狙えたかもしれません。

次次年度では卒園児としてランクアップと加点が狙えますが、激戦地域では小規模保育園が増え、ここからの優先入園枠が近隣認可園3歳児の定員ギチギチに組まれており、結果として選択肢がかなり狭められる地域もあります。ランクが高くても受入枠が0では意味がありません。横浜保育室に入った場合、毎年保活をすることも考えられます。

 

1歳児の保活では、2年後3年後のシミュレーションを求められます。

今の年齢の受入枠だけではなく、その先の年齢の受入枠や入所待ち状況を確認し、どのタイミングが1番有利になるか見極めておくことが必要です。

 

去年の港北区の入所待ち人数を保存し忘れた方(私です。)のために、日吉新聞のリンクを置いておきます。

https://hiyosi.net/2020/01/30/nursery_school_2020/

 

また第一子が退園すれば第二子も加点4点が得られるのに対し、上の子が横浜保育室ではきょうだい加点の3点となります。ここは誤差とも言えるかもしれませんが、前回を思い出してください。港北区緑区の事例では加点4がボーダーの園もありました。

 

前回は所得に注目しましたが、今回は加点に着目したいと思います。

どんな加点が必要なのか。

 

○年齢により状況が違うので、まずは0歳から見てみましょう。

 

一般的に保活では0歳4月が1番入りやすいと言われており、様々な要因が考えられます。

まず、持ち上がりの児童がいないため受入枠が大きいこと、それに対して育児休業を取りたいと考える親も多いのか、申請数が1歳児より少ないことが要因の多くを占めていると思われます。

一方で出生後57日未満の子は全ての保育園への入園が認められませんし、6ヶ月未満は認めない園もあるので、それらに該当すると最も入れにくい年齢とも言えます。

 

しかし抽選ではないのですから、合格ラインに達しなければ落ちる訳です。どのくらいバフを盛ればいいのか。

 

まず1番に考えられるのはきょうだい児に関する加点です。

在園児きょうだい 1ランク引き上げ加点4点

育休退園(再申請)児の弟妹 加点4点

きょうだい同時申請 加点3点(ただし双子は4点)

 

これらの加点を得る人達はどれくらいいるのでしょう。

新しい数字を求めると厚生労働省国民生活基礎調査の令和元年の結果で神奈川県で児童のいる調査対象869世帯中ひとりっ子は402世帯で、残り467世帯はきょうだいがいる世帯です。

https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00450061&tstat=000001141126&cycle=7&tclass1=000001141127&tclass2=000001141134&stat_infid=000031955285

余程コロナで世の中が歪んでいない限り、0歳児についてもこのような割合で兄弟がいる、もしくは今後できることが期待されます。

しかし現時点では、兄姉がすでにいる可能性と弟妹が今後できる(今はひとりっ子である)可能性がほぼ等しい(3人以上きょうだいがいる割合が約10パーセントあるので、正確には既にきょうだいがいる割合の方が高いとは思いますが)ので、0歳児に兄姉がいる可能性は25パーセント程度見積もれば良いのではないでしょうか。

10/29追記

平成28年厚生労働省により実施された保活の実態に関する調査においても、保活の対象の子26.5%が兄弟がいたようです。なおこの調査における保活の対象の子の年齢割合は、0歳と1歳で73.8%を占めています。この時点から更に少子化が進んでいるなら25%は下回っていそうですね。

「『保活』の実態に関する調査」の結果等について

 

では、港北区で0歳児入園を狙った場合、入所可能人数の1/4はAランク加点3点以上で埋まるのか?

 

違います。1/4は最小の見込みです。

 

1/4で済むのは、Aランク以上の需要に対して定員が十分ある場合です。

港北区ではAランク加点なしでは入れない園が多数あるのは下記の横浜市行政不服審査会答申の事例からも明らかです。

 

令和元年度第74号答申 港北区0歳児クラスAランク加点0きょうだいなし

A、B、D、E園 同ランクで加点の比較により保留 最低加点1点

C園 同ランク同加点同きょうだい数で所得の比較により保留

 

答申については、前回の記事で触れています。 

ponpn.hatenablog.com

 

 

因みに園見学の際、某人気園の先生に、0歳児の在園児きょうだいは何人くらいいそうですか?と質問したところ、受入人数の半数程度の人数が返ってきました。

 

しかし在園児きょうだいに関して、過度に悲観する必要はないと思われます。

何故ならきょうだいがいる世帯のほとんどは2人きょうだいであることは変わらないので、きょうだい児ばかり入園すれば、それ以上在園児にきょうだいが増えることはなくなるからです。元々定員が最小の3名に絞られた園か、偶然出産ラッシュに遭遇するとかでもない限り、在園児きょうだいだけで埋まってしまうことは、人気園でもそうあることではないと思われます。

逆に言えば、然程保活が厳しくない地域でも0歳受け入れが3名程度なら、埋まってしまう年もあると思いますので、そこは園の方にダメ元で見込みを聞いてみた方が良いでしょう。

 

問題はランクアップのない、3点4点の加点がどれだけ残りの枠を占めるか、です。

これが港北区内でも入所待ち人数が多い園と少ない園の違いだと予想します。きょうだいの有無に地域差などほとんどないと思われるため、倍率の高い園ほど上澄みしか掬うことができず、倍率の低い園は統計上の平均に近い形で受け入れるからです。

 

なおベネッセ日吉保育園については武蔵小杉や元住吉あたりの市外在住ランクの御家庭が日吉止まりの目黒線で下るなら通園も楽だし、ベネッセブランドだし、そこから目黒線始発に乗れたら楽では?くらいのノリで書いているからだという偏見を有しているので、普通の駅近園くらいの補正をかけた目で見ています。

2020/11/7追記

この中途半端な時期に0歳がとてつもない入所待ち人数を叩き出していることから、育休延長狙いの方がベネッセだけ希望している可能性も相当高くなってきました。川崎のみんな、ごめんなさい。育休延長狙いだとランクは落ちますが、その後延々とエントリーされ続けるわけで、間違っても年度途中に入所待ちが解消されてしまうような園は書けないわけですね。

 

話がそれましたが、そんなわけで、港北区の中でも中程度な範囲の入所待ち人数の園の場合、きょうだい関連の加点を有する世帯は定員の1/3〜1/2程度ではないでしょうか。

 

残りの1/2〜2/3の枠を加点1点や加点なしの方で埋めていくイメージです。

 

理論上は0歳でも認可外加算が得られますが、小規模保育は6か月からの受入が多く、私が見た横浜保育室は受け入れしている様子は特になく、5chの保育園入園情報交換スレでもそこまでやっている方は観測されませんでした。

 

所得が高くなければ加点なしでも行けるのではないでしょうか。

 

ただし、これは入所待ちが嵩んでいない園の話です。

 

日吉綱島エリアは10人超えは当然で年々悪化しています。

箕輪町の全園20人超えは笑ってしまいますね。このあたりは2021年プラウドシティ日吉、2022年にプラウドシティ日吉とクリオレジダンス横浜綱島、2023年に新綱島駅前の東急タワマンと大規模マンションの竣工が目白押しですから、2021年入園以降も更に状況は厳しくなっていくでしょう。

 

この辺りはすでに加算3〜4点で埋まり出している可能性は高いです。

だからといって、待ったところで改善はしません。もはやどうすることも出来ませんから、エリア外のなるべく駅遠の保育園を書き、ママチャリを漕ぐ練習をしましょう。

また、より住宅地価が高く、近隣住民の所得が高そうな園がある場合は同じ激戦エリアであっても積極的に書きましょう。東横沿線民は下る方に希望園を書きがちな気がしますが(実際子どもを抱えて乗るのなら空いてる方がいいに決まっていますが)、基本的に上りの特急急行停車駅の方が金を持ってそうなイメージですので、富裕層を恨む心がある方は是非!

 

駅別中古マンション価格 / 東急東横線② | 沿線別・駅別価格 | 市況レポート | 東京カンテイ

駅別中古マンション価格 / 横浜市江地下鉄ブルーライン③、同グリーンライン | 沿線別・駅別価格 | 市況レポート | 東京カンテイ

駅別中古マンション価格 / 横浜市営地下鉄ブルーライン① | 沿線別・駅別価格 | 市況レポート | 東京カンテイ

駅別中古マンション価格 / JR横浜線 | 沿線別・駅別価格 | 市況レポート | 東京カンテイ

 

所得が高い世帯は、このステージでは無理です。次年度に向けて認可外加点を取りましょう。

 

完全に憶測だけの与太話になってきました。はりきっていきましょう。

 

○では1歳児です。

1歳児は0歳とは異なり認可外加算の取得が盛んです。保育料に上限のある横浜保育室だけではなく、高額な保育料を支払う認可外に預けて3点を狙う世帯もいますので、横浜保育室の加点に過度な期待は寄せないでおきましょう。

 

1歳児に関しては横浜市行政不服審査会の答申事例が複数あります。

参考にコピペしていきます。

 

平成29年度の第13号答申 港北区菊名妙蓮寺白楽付近?1歳児クラスAランク加点0きょうだいなしのケース

16園中8園 同ランクで加点の比較により保留

16園中3園 同ランク同加点できょうだい数の比較により保留

16園中5園 同ランク同加点同きょうだい数で所得の比較により保留

 

菊名妙蓮寺付近に住んでいて、神奈川区方面に東横沿線も申請しているイメージでしょう。半数は加点なしがボーダーです。前回も書きましたが、所得が高くなければ行けますね。4、5月生まれの方は早く育休に入って所得が減っていますから、秋以降の生まれは無給状態を審査に反映できず不利です。年収が1.5倍違っても半年休まれたらその差は帳消しです。

不安な場合は認可外加点を検討しましょう。

 

令和元年度第72号答申 緑区1歳児クラスAランク加点0きょうだいなし

A園 受入なしのため保留

B、D、H、I園 同ランクで加点の比較により保留 最低加点1点

C園 ランクの比較により保留 最低ランクAA加点5

E、F園 同ランク同加点同きょうだい数で所得の比較により保留

G、K園 同ランクで加点の比較により保留 最低加点3点

J、L園 同ランクで加点の比較により保留 最低加点4点

12/15追記 最近これは緑区から港北区に転入し、入園しようとしている方の審査請求では、と思うようになってきました。根拠はありませんが、ここはただのブログですから、適当な情報を記載しても許されるわけです。そう考えると色々面白いしAAランク加点5点などになったり、それなりに希望数を書きながら他区の園も書くよう諭されたと記載されていることの説明もつくのです。当時緑区で認可移行した横浜保育室はなかったです。https://www.city.yokohama.lg.jp/business/bunyabetsu/kosodate/seibi/h31/02.files/0004_20190405.pdf

 A園はすぐ下の第73号答申で理由を記載していますが、綱島西と思われます。

C園は少し難しいです。区内No. 1某園かとも一瞬思いましたが、アルファベット順が希望順と考えるといきなり距離があいていますし、5人枠があって全員が在園児きょうだいに更に加点を取っているのは怖すぎです。この年、綱島西では横浜保育室が認可に移行しています。横浜保育室が移行する際には、そのまま残れるよう優遇されますが、他の園を希望する際には全学年が卒業扱いとされ、ランクアップと加点5点がばら撒かれます。近隣園の在園児きょうだい狙いには恐怖でしかないですが、そのような事情であれば1歳児最低入所ランクAA加点5点も発生しうるでしょう。そして3歳児の最低入所ランクとしては普通なのでしょう…。

更に第73号答申では最低加点が1点の園が登場しません。一方第72号はC園の前に最低加点1点のB園があります。全体的に希望園が多く、保活の範囲を広げていたと考えるのが妥当でしょう。この年は綱島東で2園の新設園がありましたが、第73号と比較すると、少なくともうち1園の申請は見送っているようです。

 所得勝負となっている園はむしろ第73号答申より少なく、加点1点の園が多いです。

 

緑区ですが、参考までに。横浜市では保育所の整備が必要なエリアを指定していますが、緑区は指定されていません。

整備が必要な地域一覧 横浜市

指定されていなくてこの惨状ですから、重点整備地域に指定されている町内の皆さんは震えて眠ってください。

C園は加点が通常では考えられないことになっています。受入れが1人だったか、近くに夜勤のある社宅でもあるんでしょうか。

 

令和元年度第73号答申 港北区1歳児クラスAランク加点0きょうだいなし

A園 受入なしのため保留

B園 同ランク同加点できょうだい数の比較により保留

C、E、H園 同ランク同加点同きょうだい数で所得の比較により保留

D園 同ランクで加点の比較により保留 最低加点3点

F園 ランクの比較により保留 最低ランクAA

G園 同ランクで加点の比較により保留 最低加点4点

12/16追記 この方は更新が止まっていますが、ブログを運営されていました。

B園受入8人申請者数156人 新設

C園受入4人申請者数50人

D園受入6人申請者数79人

E園受入7人申請者数39人

F園受入2人申請者数101人

G園受入2人申請者数90人 小規模

H園受入5人申請者63人 小規模

の模様です。

 

注目すべきはA園です。港北区1歳なのに受入がないのです。これは珍しい園です。これにより地域が推測可能となります。

港北区で1歳の受け入れをしない園は新吉田東と綱島西の2箇所あります。

ここで先程触れた横浜市の整備エリアに戻ります。新吉田東は指定されていませんが、綱島西は整備が必要な地域となっています。

 

少し迷いましたが、流石にこの厳しさ、この申請は綱島付近のものと見て良いでしょう(これが新吉田東だった場合、綱島の皆さんは偽装離婚に走るしかありません。)。

 

8園中4園は加点なしですが、加点ありは3点4点を要しています。加点1点がボーダーの園はありません。これは危険な兆候です。

 

加点1点というと、夜勤加点や横浜保育室等の認可外加点が挙げられます。認可外に入れる方がどれだけいるかは地域差があると思いますが、ここ綱島には0歳児定員26名などという非常識な規模の横浜保育室があります(横浜保育室は割とBランク以下の受け皿という印象もありますが)。

また夜勤も労働者の中には常に一定の割合でいます。あらゆるインフラは夜勤や交代制勤務労働者により維持されています。ありがとうございます。自営経営層もその気になれば、月2回の泊まり出張など余裕で実績を積めそうです。

 

残った半数の園にはこれらの層が分厚くのしかかってきます。

 

受入人数を0歳児以下の人数にしている園は、もちろん3点なければ望みは持たない方が良いでしょう。しかしそうでない園でも、加点なしでは、夫婦で4月から育休取って無収入になりました!という所得の方以外は期待しない方が良さそうです。

 

0歳児とは所得の戦いのレベルが異なってくることに注意してください。高所得者は自覚して高い認可外で3点を稼ぎ出します。人並みの収入は加点ゼロでは高い方になってしまうのです。

 

保留になった場合、近場で年度限定保育が実施されていれば、5点ゲットに向け迷わず行きましょう!

 

筆が乗ってきました。

 

○よし、次は2歳です。

受け入れ人数を見てください。手遅れです。

在園児きょうだいによるランクアップを持つ世帯でも定員から溢れるのが怖くてほとんどが1歳児までに入れてしまっているでしょう。

 

港北区で2歳児になってまで申請書を出している人の顔が見たいものです。

私のような鈍臭い転入者、病気や介護などのやむを得ない事情で1歳では仕事に復帰できなかった方、私のように鈍臭いために昨年保留になって爪を研いだ方…?

 

それでも小規模保育の優先枠が食い散らかした残り滓を横浜保育室卒業組ときょうだい別園通園組が血で血を洗う抗争を繰り広げる3歳児の保活で鉄砲玉を演じるか、ただでさえ施設数が貧相と蔑まれ、保活時代に培った物理法則が全て通じない横浜市の幼稚園お受験戦争に出征するかの2択を思えば、ここで打って出るしかありません。

(このイメージは5chの見過ぎでしょうか。)

 

一部の受入枠の大きな園のある地域や、入所待ちのない地域を除けば、最大限に加点を盛り、神に祈るのみです。

1人や2人の枠のボーダーなんて予想しても無駄です。

 

そこに一筋の光明が見えます。

それは新設園です。本来入園の枠は、持ち上がりで定員の過半が埋まった後の雀の涙のような人数しか設けられません。

しかし、新設園は持ち上がりがないため、定員全てが受入枠となります。

新設園の多くは重点整備地域に設置されますが、果たして取り残された私たちの需要を吸収してくれるのでしょうか。

 

さてここでもう一度入所待ち人数に立ち戻ってみます。

 

全体的に1歳児に比べて数字が落ち着いています。

特に派手な印象であったベネッセ日吉保育園がかなり現実的な人数になっていますね。

皆、川崎市民で諦めたのでしょうか(多分そう。)。

重点整備地域として指定されたエリアの各園は1歳児に比べて30〜40人程度入所待ちが少なくなっています。

これらの人々はどこへ行ったのでしょう。それとも元々そんなにいなかったのでしょうか。

 

横浜市が毎年記者発表している「令和2年4月1日現在の保育所等利用待機児童数について」を見てみると、年齢別の保留児童数がわかります。

令和2年4月1日現在の保育所等利用待機児童数について 横浜市

 

これによれば、2歳児の保留児童は1歳児の0.3倍程で、0歳児より若干少ないというのが、実態のようです。

 

一方、入所待ち人数というのは、その園を希望に書いた人の人数なので、0歳児の申請者が平均8園希望するところを1歳児の申請者が平均16園書くと、実際の申請者数が同じでも、この表では倍の人数に見えます。

 

激戦エリアでは1歳児がかなり上振れして見えるように思えます。しかし2歳児は0歳の人数を超えている園はよくあるものの、1歳児と比較すると希望園を増やしている印象は受けません。

 

これは奇妙なことです。2歳児保活が1歳児より楽などという話は聞いたことがありません。

 

インターネットでは区役所に相談に行き、希望園をたくさん書けだとか、認可外加点を狙えだとかいっぺん通りの期待はずれな話しか聞かなかったという口コミを見ますが、確かに区役所への往復時間を費やす必要のないアドバイスですが、間違ったことは言っていません。

区役所が節税しろとか、働くなとか、高級住宅地に殴り込めとか、下の子を作ってみてはなどという下世話なアドバイスが出来る訳がないのですから、そう言うしかないのです。

 

はい、というわけで2歳児申請者の希望エリアが狭まるのは、うちのように下の子が出来ている世帯が多いからですね。

 

1人送迎ならまだしも2人送迎、その上別園に決まるかもしれないとなれば余り多くは書けません。加点がついたという気持ちが更に筆を鈍らせます。

 

こうなるとひとりっ子志向の家庭はつらいです。有償認可外加点3点で同点となっても、所得勝負には持ち込めず、きょうだいの数で敗退するからです。

 

もう2歳児で勝負するには1歳児で年度限定保育に入れて、加点5点を獲得するしかありません。年度限定保育のページを見る限り、利用中は加点1点、翌年度4月申請で加点5点とあり、横浜保育室等と同様の扱い(年度終了時に卒業扱い)で、そうであれば「横浜市給付認定及び利用調整に関する基準」において同様の文言が用いられているランクの引き上げが行われる気がするのですが、案内でランクアップについて触れていないのは何故なのでしょうね。

https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kosodate-kyoiku/hoiku-yoji/shisetsu/nendogenteihoiku.files/0033_20200127.pdf

 

10/20追記

ランク引上げはしないと公式がはっきり回答していました。基準の読み方が余りに恣意的なのでは。それとも基準に書かれていない加点という位置付けなのでしょうか。

どちらにしろ1歳児での利用→2歳児4月加点ゲットが圧倒的におすすめとなる制度ですね。

https://cgi.city.yokohama.lg.jp/shimin/kouchou/search/data/31004501.html

 

3歳児で卒園児ランクアップと5点加点のある横浜保育室に行っても、同様に上の子を横浜保育室に通わせながら3歳0歳同時申請する家庭や3歳1歳同時申請する家庭があります。

また、4月が下の子の産休期間に掛かっている家庭では2歳児の申請そのものを断念しているでしょう。

 

話がまた逸れました。

結局新設園の定員は近隣2歳児のニーズを満たしてくれるのでしょうか。

 

2020年4月に開設した園及びその周辺の園の入所待ち人数の状況を見てみましょう。

 

以下数字は先程の横浜日吉新聞に載っていた令和2年4月012歳児の入所待ち人数です。

 

みらいく矢上園 8 21 4 新設

日吉こども園 9 20 4

ブライト保育園 横浜日吉 6 16 2

 

にじいろ保育園日吉 25 63 18 新設

小学館アカデミーひよし園 20 58 11

アスクみのわ保育園 20 61 9

ルリ保育園日吉 3 21 0 新設小規模

 

ぶれすと綱島ほいくえん 1 16 1 新設

小学館アカデミーつなしま保育園 3 16 1

大倉山元気の泉保育園 2 11 1

 

グローバルキッズ大倉山 0 3 0 新設

天才キッズクラブ楽学館大倉山園 1 5 1

聖保育園 1 6 1

きゅーぴーるーむ大倉山園 0 0 0 新設小規模

 

ララランド大倉山 0 12 0 新設

聖保育園第二 1 11 0

 

菊名こども園 5 9 1 新設

光の園保育園 20 22 4

 

小規模新設園2歳児クラスの人気のなさはすごいですね。小規模はその名の通り施設が狭いので気持ちもわからなくないですが、大倉山は兎も角、箕輪町の2歳児は選り好みしている場合ではないと思います。

 

入所待ちが多いエリアでは新設園近辺の2歳児の入所待ち人数が0歳児の半数程度になっており、新設園効果は明らかです。

 

場所によっては0歳より入り易いのではないでしょうか。

 

その一方で遠方からも入園希望者を呼び込んで予測不能な状態に陥っていそうなエリアもあります。にじいろ保育園日吉は近隣園より入所待ち人数が多くなっています。

 

加点を取る方法は年齢をあげるごとにバリエーション豊かになります。0歳児であれば、どのエリアでも加点なしで入れる園が何処かしらありそうなものでした。しかし、もはや彼の地ではきょうだい同時申請程度の加点は然程意味をなさないかもしれません。

 

先程も伝えたとおり、この状況はエリアによっては全く異なると私は考えます。

倦み疲れた心を奮い立たせ、もう一歩エリアを広げて駅遠園を見直してください。

 

3歳児は連携園が面倒なのと、5chで旭区の人達が強かすぎる保活を繰り広げていたのにびびったので書きたくないです。

横浜市は早くこのページを更新してください。

各地域型保育事業の連携先一覧(卒園後の進級先)について 横浜市

10/29追記 10/26に更新されましたね。

 

こんな感じで2019年の保活結果は、正確には保留ではなく、棄権であったのでした。

 

 

次回、書くことあるのか。2020年最新保活の状況及び何か思いつけば書きたいと思います。

 

参考 令和3年度 保育所等 新規利用見込み数

 

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